さようなら日比谷線直通電車(と旧渋谷駅)
生まれてこの方、長らく乗り慣れてきた東急東横線、並びに日比谷線直通電車。
こちらが3月15日で一大転機を迎え、東急東横線は営団副都心線と直通運転となり、併せて日比谷線直通電車は廃し、渋谷駅も地下5階に潜ることになりました。
そんな訳で、その最後の姿を撮ろうと、3月に入ってからほうぼうでカメラを片手に電車や駅舎を撮ろうとしている人を見かけました。
しかも実は会社から一番近い踏切であり、また実家の近くでもある踏切が絶好の撮影スポットだったとこの前知りました。
ラストの日である3月15日、午後5時過ぎに会社の事務所に戻る車の中でテレビニュースがしきりとこの最後の日であることを報じていて、ふつふつと気持ちが盛り上がり、事務所に着いたら即座に愛機のD7000(一眼レフです)を抱え、一路ポイントである踏切へと向かいました。
辿り着くと、多くの撮り鉄さんたちが。しかもガードマンも2人。思わずガードマンさんに聞いてみたところ、
「東急から派遣されてきました。8時から18時まで。踏切内に入って写真を撮ろうとする人が後を絶たないので、そのために派遣されました。」
とのこと。撮り鉄の執念、恐るべし。
さて、そんな中混み合っているサイドを避け、反対側から撮影開始!
すぐに来てくれたのが日比谷線直通菊名行きで1000系と呼ばれる車両のもの。ただやっぱり人気のスポットと比べてちょっとアングルが・・・。と思い、ちょうど人も少なくなってきたので、反対側に移動してまた撮影。
今度は日比谷線直通北千住行きの1000系車両が撮影出来ました!
続いて今度は反対側の菊名行きで営団の車両がやってきました。
実はあの中目黒駅付近で起きた日比谷線の事故の際、ちょうど直後で待たされていた東横線の急行渋谷行きのドア付近で外を見ながら乗っていたので、20分くらい待たされてからようやく動き出して、これと同系統の車両がトンネル付近で照明が全て消え、えぐれた姿を見た時は本当にたまげました。全くこういったことが起こっていたと知らず、車内アナウンスでも触れていなかったので。
そんなことを思いながら撮っていたら、ちょっとしたきっかけで近くにいた大変鉄道写真に造詣の深そうな方とお話しすることに。お持ちの器材はニコンD4でレンズはAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II。ため息の出そうな構成です(*^。^*)。その方に鉄道写真はどう撮るべきか、また設定はどうするかを細かにお聞きしました。やはり、このクラスになると優先モードではなくマニュアルでした。
そして、そろそろ手ぶれも気になり出す中、撮ってみたのがこの写真。結構寄ることも出来、また明るさ加減がちょうどもう終わるんだな〜と感じさせてくれるので、お気に入りの一枚になりました。
だいぶ暗くなってきたところでしたが、反対側の車両を撮影。夜の雰囲気もいいものですね。
そして帰ろうと思ったのですが、先ほどのマニアの方から「これから15分後に来る車両は大変レアだから撮った方がいい」とのアドバイスもあり、待つことに。そして撮った写真がこれです。
何がレア?この営団7000系の車両に「通特(通勤特急)」の表示があることがレアだというのです。うむ、奥が深い。
この後、そのマニアの方に「これからは渋谷駅に行った方がいいですよ」と勧められましたが、さすがに仕事が残っていたのと、それだけの気合いが無かったので、会社に戻って、そのまま帰宅しました。
今までどうもありがとう!日比谷線直通と旧渋谷駅。新しい渋谷駅に行くのを楽しみにしています。
(番外編)
そして午前12時30分頃に家に帰りました。そして何気なく見ていたTwitterからふとしたことで、渋谷駅を生中継しているマニアなTwitterを見つけました。携帯端末で撮影している画像がそのまま生中継の形で見ることが出来るのです。その方のお陰で、家に居ながらにして渋谷駅のラストを見ることが出来ました。
ちなみに、見ていたら午前1時を回っても人がなかなかホームからいなくなりません。これはどうなってしまうんだろう?と思って見ていたところ、やがて一番渋谷寄りの正面ホームから階段を下りて東横のれん街の前あたりで急に「特別記念ポストカード」が配られるとのお知らせが。そのポストカードを求めてホームから人が我先にと取りに向かいました。そのタイミングを見計らってホームから人を出し切り、そしてシャッターが。なかなか上手い作戦だなあと感心しながら見ていました。
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