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聞かせる国会論戦〜防衛政策について

たまたま昨日、車で移動中に国会中継を見ていたら、自民党の石破議員が質問に立ち、非常事態について、防衛の理念、震災の教訓をどう考えたか、それを踏まえた来年度の予算の意図、自衛隊の人員構成、沖縄問題、集団自衛権、国防の基本方針、北朝鮮問題、防衛省改革などについて根拠法も交えながら論議をしていました。

田中防衛大臣の答弁はともかく、野田総理大臣、玄葉外務大臣、渡辺防衛副大臣とかとのやり取りは、今後の防衛問題を考える上で、大変有意義なものだったと思います。

自分も途中までしか見ることが出来なかったので、今日の朝、ところであの議論はどうなったのか?と思って新聞やウェブを見てみましたが、殆ど何も報道されていないのを見て、愕然としました。

その前の石破議員の質問の時は、たくさん報道されていました。田中防衛大臣の答弁がどうにもならんという文脈のみで。

憲法、自衛隊、沖縄の経済…田中防衛相、また失言連発(From 朝日新聞デジタル)

田中防衛相、「軍ヲタ」石破氏から“説教”(From sanspo.com)

そして暫くすると、自衛隊合憲を芦田修正に依った説明が政府憲法解釈と違う部分を嘲笑するかのような反証記事も。

赤っ恥!田中防衛相に“説教”した軍事オタク 石破元大臣もカン違い(From gendai.net)

政府見解はともかく、芦田修正の狙いは石破議員が説明した通りのことだったので、完全に赤っ恥というのもどうかと思いますが、まあ、そういった時には取り上げ、沖縄問題では大変盛り上がるのに、真面目に防衛を論じようとすると、この無関心ぶりというのは一体何なんでしょう?

自分はこの議論の中で、自衛隊の緊急事態時における輸送体制について、また自衛隊の人員構成について大いに懸念を覚えましたし、また沖縄の負担を軽減するためには在日米軍の機能を日本がどれだけ自分で果たせるかにかかるという意見は新鮮でもあり、また真剣に考えなければいけない課題だと感じました。

また「対等な日米同盟」という言葉の中で、日米地位協定がよく取り上げられますが、これの比較対象はNATO同盟における地位協定、または今のところは荒唐無稽だが、在米日軍が出来た時の地位協定だとする話しもなるほどと思いました。

いずれにせよ、自分も含め、国民はもっと真面目になって政策を理解しようとするか、ないしは信頼出来る政治家に白紙委任するかを、しっかりすべきだと思います。そしてその一助となるべく、マスコミはまさに言葉の通り社会の木鐸となるべきだと思います。

政治の手詰まり感と国民の「責任」 清水剛(From SYNODOS JOURNAL)

でも触れられていること、正にその通りと思います。主権者たる国民がただの観客として、その都度政治に批判と不満だけを言っているだけでは、どう考えても手詰まりに陥るわけです。

この国会の議論は防衛についてですが、こういった素晴らしい議論は実は国会では色々な分野で結構繰り広げられています。派手さは無いかもしれませんが。是非、マスコミにはこういったことを取り上げて欲しいですね。国会中継での論戦を聞いていると、しっかりとした議員さん、ダメだなあと思う議員さんが割とはっきりわかりますよ。またせっかくの主権在民なのですから、国民はこういった事に興味を持って、自分としての考えを形成してもらいたいし、そうあるべきだと思っています。

そんなことを感じた昨日の国会中継と、今日の報道(無報道?)でした。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

毎度申し上げてうんざりしますが、首相支持率のアンケート項目が「人柄のよさ」「実行力」の矛盾に気づいていない。人柄がいいと実行力がないに結びつく。
当事者意識に欠けるマスコミと国民、面白おかしく軽い批判だけしていて具体論なし。

文武両道さん

コメントありがとうございます。

まさに「面白おかしく軽い批判だけしていて具体論なし」なんですよね。
これが続くと既存体制に対する失望しか生まれず、体制側も国民の支持が得られずオロオロするだけ。

そしてやがて、強いリーダーを待望する空気が醸成される。

もちろん、強いリーダーそのものは素晴らしいことだと思います。しかしその強いリーダーの政策が素晴らしいかどうかを論じることが出来ない国民の状態で、そういったリーダーが現れると、その行く先は正にでたとこ勝負になってしまいますよね。

某国の某総統が首相就任の時にした演説、文言だけを見れば確かにと思える部分も多いのです。

「私は我が民族の復興が自然にできるとは約束しない。
国民自らが全力を尽くすべきだ。
自由と幸福は突然、空から降ってはこない。
すべては諸君の意思と働きにかかっている。
我々自身の国家のみが、我々自身の国民のみが頼りとなる。
ドイツ国民の未来は我々自身の内にのみ存在するのだから。
国民自身が国民を向上させるのだ。勤勉と決断と誇りと屈強さとによって
ドイツを興した祖先と同じ位置に上ることができる。」

そして彼を支持した国民はこんな言葉を残しています。

「大衆へ情熱を込めて語ったのは彼だけでした。
私たちは何か新しいことを聞くために、
なんでもいいから新しいことを聞く為に集会に出掛けたのです。
ドイツ国内の状況は悪化する一方でした。
人々の日常生活を支えていたものが根底から無くなり、
自殺する人が溢れ、風俗は乱れました。
経済状況に絶望していた私たちにはヒトラーの語る新しいドイツは
素晴らしいものに思えました。」

今同じような人が日本に登場した時、同じように熱狂的な支持をしないと言えるでしょうか?

そうならないためには、やはり当事者意識を持って、政治家の政策をしっかりと見る努力が必要になると思うのです。そうすることによってしっかりとした判断を国民ひとりひとりが下せるようになる。面白おかしく軽い批判をしていては何も生まれません。

どうしても、この時代にかぶってしまうところを感じてしまうんですよね・・・。

動画ありがとうございます。じっくり最後まで視聴しました。石破氏も塾員です。今後ともこのような論戦を挑んで、国家国民のため福澤精神を大いに発揮してもらいたいものです。野田首相の沖縄訪問に期待を寄せてみる気になりました。

ドイツ国民が、初め彼を支持した事は 理解できます。 ドイツと同じ様な
現象は欧州の他の国でも起こりました。日本でも大正デモクラシー
は、世界恐慌に対する政党政治の無策無能と政治家の私利私欲への国民の失望で崩壊し、軍部の実権把握で無謀な戦争への途を辿りました。
 History repeats itself.
 既成政党への信頼が地に落ちている現在、橋下ファッシズムは確かに気になります。どうしたら民主主義を保ちながら政治改革が可能となるのでしょうか?

小沢のインタビュー記事、提灯記事を週刊朝日に続いて本誌1面にとりあげる朝日
その意図がわかりません。小沢と橋下が権力奪取でタッグを組み朝日から産経までこれを煽る。
国民の支持が高揚して・・・財政赤字がふくらみ・・・悪夢のシナリオです。

文武両道さん

コメントありがとうございます。

民主主義政治とは、民の主張を活かす政治ですから、哲人である必要もなく、生の欲望に従って迷走したり、多種多様な意見がぶつかったままで何もまとまらなかったり、ある人にとって負担が増えることについては理由はともかく反対となりやすいなど、往々にして政治が行き詰まり、それがゆえ、政治家が無能に見えやすい体制だと思います。

そうすると毅然と決断をする方にたなびいてしまう。これまたよく見る光景です。ロシアなんかもそうですよね。エリツィン時代の混乱を経て、プーチンを何のかんの言って支持する現状ですから。

結局の所は教育だと思います。単なる利益誘導にも、美辞麗句にも惑わされず、今何が必要かと思われることを決然とやらねばならないという意識付けなんだと思います。

福澤先生も確かそういった趣旨のことをおっしゃっていましたね。恐れ多いことですが。

では、今後ともよろしくお願いします。

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