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2011年6月

今回の人事

今回の内閣人事は、数多くの場所で波紋を呼んでいますね。まあ、自分なりに感じたことを書き連ねてみます。

○濱田さんの引き抜きと亀井さん

これは菅さんがどうこう言うより、亀井さんの策謀のように感じます。亀井さんの国民新党は選挙のたびに議席を減らし、小泉進次郎さんに「支持率0じゃないですか」と揶揄されるような状況。こうなると、座して待っていれば消滅しかないわけで積極的に仕掛けるしかない。ちょっと前に下地幹事長が「結局民主、自民、公明で話し合っているんだし、すでに連立みたいなもんじゃないですか」とすねていました。この枠組みでいる限り、国民新党の存在感は発揮しようがないわけです。このようにギリギリの数字バランスになる時がまさに国民新党の参議院議席3が生きてくるわけで、確かにうまいことを考えたものです。

平時なら。

これだけ緊迫している情勢の中、完全に党利党略で動いている発想がいったいなんなんだろうと思います。小泉さんの最初の総裁選の時、情勢が橋本さんではなく小泉さんに利ありと見れば小泉さんにすり寄り、小泉さんが重用しないとわかれば反主流派に回り、民主党政権になれば郵政の話しで無理な人事を押し込みと、この方の発想からは国益・広い視野というものが感じられないのです。

でも責任を取らされるかも知れない副総理には就任せず、総理補佐官に就任。職務は何ですか?との質問に、「それは・・・、あれだ。総理を補佐するんだよ。」とは・・・。

でも下地さんも素直な人なんでしょうね。あれだけテレビで「濱田さんを抜いたのは数合わせのため」って何度も言わなくてもいいのにsweat01

○細野さんの原発担当大臣就任

自分はこれは評価しています。というか、細野さんは尖閣の時に中国に太いパイプがあると見られていた元大幹事長・一兵卒さんとか前総理、現外相が行かない中、単身中国に乗り込み、何はともあれ話しを付けてきたり、今回の原発の対応も正面から立ち向かっていたりしていて、失敗するリスクより、自分の身を投じる勇気を持っているように見えます。これをしている印象があるのはこの民主党政権で自分には彼しかないんですよね。今回の原発担当も一説によると震災後の最初の大連立騒動の時、自民党の谷垣さんに持ちかけて、断られたとか。みんながひるむ中、敢然と受けて立とうとしたその心意気や良しと思います。

今の政治不信が何から起こっているかと言えば、自分は「国のために俺がやってやる」という人が余りにも少なく、ただ批判をするか、誰かに言われたからこうやる、支持率が上がるからこれやる、当選するためにこれやる、政治家として生き残るためにこれをやるって人ばかりに見えてしまうことからではないかと思うのです。

けっして菅総理が素晴らしいと思っているわけではないのですが、菅総理に対する苛立ちと同じくらい、菅総理を下ろそうとしている人たちが「菅総理、私が総理を変わって、この国を良くします!」という人を立てないことに苛立ちを感じます。対抗馬の旗印はしっかり立てて貰いたい。

ちょっと脱線しましたが、細野さんには大いに期待したいと思います。


○菅さんは何を考えているのか?

まあ、一国の総理の頭の中なんて、自分ごときには思い浮かばなくて当然でしょうが、今彼は何を目的としてやろうとしているんだろうとちょっと考えてみてこんなことを思いました。

実は単純に「復旧・復興と自然エネルギーへの転換」を果たしたいのではと。

菅さんは貝割れ大根、エイズ訴訟の時、もっと言えば市川房枝さんの時から、地道に積み重ねてライフワークを完遂すると言うよりは、その瞬間において政治的課題となることを感じ、それに対してしっかりとした(彼なりに)対応をしたいのではないかと。いわゆる即応型なんでしょうね。だからいつも唐突に何か言います。財政再建のため消費税アップ、自由貿易のためにTPP推進とか。鳩さんもそうでしたが。そう言えば元幹事長の家で乾杯の音頭を取っていたこともありましたね。

で、彼なりの政治的正義のために人にいくら揶揄されようと、非難されようと、目の前のことを実現するために頑張り抜くし、どんな手法であろうと禁じ手とは思わないと。

だから違った言い方をすれば純粋な方なんだろうと。

じゃあ、素晴らしいと思うかというと、全然です。結局その場しのぎにしかならない政治的課題の解決だからです。厚生省に資料を出させるだけではダメで、どのような補償をするかスキームを作らないといけないのです。


まあ、この2ヶ月、どんな動きになるんでしょうか・・・。東北地方の復旧、原発事故の被災者もそうですが、世界経済における日本の地位低下を放置すると、とんでもないことになりますよ・・・、政治家の皆さん。

シリーズ 原発危機 第1回 「事故はなぜ深刻化したのか」を見て

この番組の放送は6月5日だったのですが、なかなか見ることが出来ず、ようやく録画したものを見ることが出来ました。

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まだ問題が現在進行形で進んでいる中ではありますが、丹念に事実を積み重ねているように見え、とても興味深い内容でした。

自分は今まで電源が津波によって喪失され、しかも電源車を用意していなかったことから、そしてベントを開くことをもたもたしていたからこの原発事故が発生していたといった認識でした。

ところがこの番組で追っかけてみると

1)地震の際に5分以上の強い揺れを観測し、原子炉が緊急停止。発電所も停電となる。

2)続いて津波が押し寄せ、予備電源を含め電源喪失となり、燃料棒を冷却する手段がなくなり、炉内の温度が急上昇する。

3)この事態を受け、福島第1原発が東電本店に緊急通報、東電本店も15分以内に原子力保安院に通報。

4)保安院で事実確認に手間取り、時間をロス。更に官邸に通報され菅総理と所管の海江田経産相で話し合うが、野党を含めた党首会談のため一時菅総理が中座。結局原子力緊急事態を宣言するのは発生から2時間以上経過してから。

5)その時は菅総理を始め官邸は電源回復さえすれば冷却出来ると考え、兎に角電源車を集めることに奔走する。

6)その結果午後8時くらいからは近県から続々と電源車が集まってくる。

7)ところが、コネクターの形状の地がい、ケーブルの違いなどで、作業が手間取り、電源回復に時間がかかる。

8)そして午後10時頃、ようやく通電開始!となったが、冷却装置は作動せず。既に所内の電気系統が破損していることが明らかになる。

9)ここで、冷却システムによる燃料棒を冷やすことを断念せざるを得なくなる。そこで考えられたのが冷却水の沸騰による炉内の圧力の急上昇を緩和するためベントを開き圧を抜き、消化系統による直接放水によって炉内の冷却を図るしか無いと考え、東京電力はベント開放を官邸に相談。もっともベントを開くと言うことは放射性物質を周囲に拡散させることにもなり、周辺の住民に健康被害を与える恐れもあるため、苦渋の決断ではあったが、それよりメルトダウンを防ぐためにということで早々の決断となった。

10)官邸もその決断を諒とし、早々にベントを指示。菅総理もきっと断腸の思い。

11)ところが一向にベント開放はなされない。というのも a)周辺住民を避難させないと被曝させてしまうので、半径3km圏内の住民の避難にこだわった b)もともとベントは電動式で電源喪失時のベント開放の方法が確立されてなかった。それに加え放射線量が高くなっており、作業員はその場所で短時間しか作業が出来なかった。

12)なかなかベントが始まらないことに業を煮やしたか、翌早朝菅総理が直接福島原発に赴く。(ただ、この準備により時間がロスした可能性も否定できない)

13)そしてようやくベントを開けることが出来た・・・と思ったら、1号機が水素爆発。

14)菅総理は本来のラインである、保安院、原子力安全委員会を信頼できず識者を集め意見を聞く。今後どうなるかの見通しをみんな言わないからとのこと。そして識者達にこう言われる。3号機、4号機も水素爆発するでしょうと。どうにかして避けられないか?水素を逃がせないかと問いかけるが、建屋を切断する際の火花が水素に引火して大爆発の恐れもありとのことでどうしようも出来ず。

14)そして3号機、4号機も爆発する中、2号機について最悪事態も想定させるような状況が報告される。ベント開放が全く出来ないと。これにより最悪の事態、すなわち原子炉の爆発も想定される事態に。

15)2号機はなんとか建屋の爆発で済むが、これにより1-4号機が全て水素爆発を起こすという緊急事態に陥る。

16)この辺りの経緯を官邸は情報の混乱を恐れるが余り、情報管理をきつくして、全てが官邸が了承しないと各部署は情報を発信できなくなり、周辺住民への情報発信が遅れる。これにより被曝したと思われる住民も多数出す。


といった流れのようなのです。菅総理を含め誰もが、自分のやるべきをことを迅速にやろう、としていましたがそこに手続きの煩雑さ、多くの誤算と想定外のことが重なり、時間が空しく過ぎていった結果、ああいった事故になったのだと。

まず、一つの疑問があります。冷却系統が破損したのは、地震の揺れによるものなのか?それとも津波による影響なのかと。今回の事故が冷却不足から起こったものであるならば、それは電気系のトラブルか、それとも注水配管の破損なのか。電気系のトラブルなら浸水によるものなのか、その前の揺れですでに破損されていたのか?これが明らかにされないと、今回の教訓を踏まえて他の原発が安全かどうかということを言えないのではないでしょうか。少なくともディーゼル発電機が水に浸かって動かなくなったから、事故が起こったという話しではなさそうです。

よく「予期し得た」と「想定内」を同意義で話す方もいらっしゃいますが、違うと思います。「想定内、想定外」はその言葉通りに読んだ方がわかりやすい。すなわち、我々日本人は今回の事態を想定出来ていなかったということなのです。コロンブスの卵みたいなもので、今言えば、なぜ電源を防水していなかったとか色々言えますが、殆どの人たちが想定していなかった。だから「想定外」だったのだと。

昭和16年夏の敗戦ではないですが、大災害でのシュミレーションというのをもっと真剣に受け止め、各専門家の率直な想定を算入すべきだった。せっかく浜岡原発事故の訓練を昨年10月に行ったにも関わらず、今回のような事態の想定がされなかったことを反省すべきでしょう。

でも考えてしまうのです。では平成23年3月11日の午後2時45分に立ち戻って、そこから打てる最善手はなんだったのかと。電源が喪失したから電源車手配→手配ついたが失敗。ベントを開けて減圧を図ることを決断→ベントを手動で開ける方法が確立されていなかった。周辺住民の避難のスキームも出来ていなかった。では・・・。

「兵は拙速を尊ぶ」

災害対応もまさにこれでしょう。でも誰もが拙速で行きたいと思っていても出来ないこともある。それを突き破るものは何か?203高地の攻略では、児玉源太郎の28サンチ砲の直接砲撃の決断で流れが変わったと言われています。あの時点で何をすればこうはならなかったのか・・・。こちらのシュミレーションもまたすべきだと思います。

要するに

1)最悪の事態を想定する想像力を持ち、その上でその対処を一つ一つ考えていく必要性

2)想定していなかった事態が発生した時に、どのように対応するかを訓練する必要性

この2つが問われているし、この2つが日本には欠けていたと思わされる番組でした。

この2つ、つまりそのまま軍事学なんですよね・・・。やっぱり軍事を忌み事として国民が避けている限りこのままでは・・・。良くも悪くも戦時中に軍に携わった世代が引退してから後は、やはりこういったことへの対応が頼りなく見えますから。少なくとも政治家を目指す人には軍事学の素養は持って貰いたいとも思うのでした。


チャンスを得た者の責任

本当はちょっと反則かなとも思うのですが、違う場所で仕入れてきたお話しで、その内容にとても感銘を受けたのでご紹介します。

我らが守護神、福谷君が

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実は今年の理工学部の合格者に対して「合格おめでとう!」メッセージの動画に出演していました。

http://www.st.keio.ac.jp/news/20110224_001.html

こちらに出てくる福谷君は神宮でのマウンドとはうってかわって、秀才風な風貌を漂わせていますが(しかも細身に見えるのが不思議です)、その話している内容もまた素晴らしいものでした。

特に感銘を受けたのがこの一節です。

もう一つ覚えておいてほしいことは、皆さんのように合格出来た人たちよりも多くの人が、合格できずに入学できなかったという事実です。皆さんには、その人達の分も学習し積極的に社会への貢献をしなくてはならないという責任を負っています。逆に言えば、そういったことを自分たちの力で遂行出来るという素晴らしいチャンスを持っているということでもあります。

彼は入学したことのみならず、多くの投手が在籍する体育会野球部で、数多くの場面で登板するというチャンスを貰っています。

きっと彼はマウンドに立っているんだ、ではなく、マウンドに立たせてもらっていると思っているんでしょう。

ここに立てない多くの仲間のためにも、自分は頑張らねばいけない。そう考えているように思えます。

自分はなぜだか福谷君の投げる試合をよく見るというか、ここ2年試合を見に行くと必ず福谷君が投げているように思います(観戦記を試しにご覧下さい)。なので、塾野球部に入ってからの姿を割と多く応援させて貰っているように感じます。何だか声を張り上げて応援したくなるような存在なんですよね。どうしてそう思うんだろうなあと思っていたのですが、こういった彼の内面性も応援したくなってしまう要因の一つなのかなと感じました。

自分も、日々の生活において、常に感謝の気持ちとベストを尽くす気持ち、そして自分を育ててくれた社会への貢献を忘れてはならないと教えて貰った気分です。

それにしても本当にしっかりとした考え方ですね。自分が21歳だった頃と比較すると驚くばかりです。

これからの福谷君の活躍をますます応援したくなったおめでとう!動画でしたhappy01

ちなみにこのビデオ、是非菅さんにもご覧に入れたい・・・。

でも「うん、その通りだ。だから自分も頑張るんだ。」なんて言われそうです・・・。

ついうっかり買ってしまいました・・・


どこかのサイト(ブログ?)でさんざん「孫子」を取り上げているのに影響されてか、上記の本を思わず買ってしまいました・・・。

自分が孫子を読み始めたのは塾高生時代の頃。

その頃はよく日吉裏で4人一組で中国語のお勉強をしていたのですがsweat01、その趣味に関連して読んでいた漫画がきっかけだったように思います。

その漫画が「ぎゅわんぶらあ自己中心派」というもので(ご存知の方はいらっしゃるのでしょうか・・・?)、その話しの一つに孫子の言葉に従って展開する回があり、主人公の持杉ドラ男が「勝兵はまず勝ちて而る後に戦いを求め」と言いながら待ちの広い手でしっかりリーチをかけ、相手は「敗兵はまず戦いて、而る後に勝ちを求む」というナレーションと共に無謀なまっこう勝負を挑み振り込むみたいな場面だとかがあって、「なるほど!中国語の勉強に孫子はいいんだなあ」と思ったんですね、単純な性格なもので。

拙ブログでも今までの記事でちょこちょこっと孫子の言葉が出てきたりしています。

でも孫子は本当に応用が広く、色々なシチュエーションに活かすことが出来ると思います。軍事、野球、政治、企業戦略、恋愛、etc・・・。

なぜかというと人の心理的な側面、集団としての心理的特徴、成果を上げる考え方のコツなどに着目しているからだと思います。

大体にして戦争は騙し合いだと最初に規定してしまうところがすごいですよね。

兵ハ詭道ナリ。 故ニ能ナルモコレニ不能ヲ示シ、用ナルモコレニ不要ヲ示シ、 近クモトコレニ遠キヲ示シ、遠クトモコレニ近キヲ示シ、 利ニシテコレヲ誘イ、 乱ニシテコレヲ取リ、 実ニシテコレヲ備エ、  強ニシテコレヲ避ケ、 怒ニシテコレヲ撓(みだ)シ、 卑ニシテコレヲ驕(おご)ラセ、 佚(いつ)ニシテコレヲ労シ、 親ニシテコレヲ離ス。 ソノ無備ヲ攻メ、ソノ不意ニ出ヅ。 コレ兵家ノ勝ニシテ、先ニハ伝ウベカラザルナリ。

例えばスクイズをやるぞやるぞと雰囲気を出して、スクイズをやってはいかんということですね。

もう一度孫子を読んで、今後の仕事などに役立てたいなと改めて思いました。

白いキャップ

白いキャップ
今何気にスーパーにいるのですが、同じ飲料でも白いキャップとロゴ入りがあります。

生産量の確保と効率を高めるため、震災後に統一化を図ったようです。

こうやって、ムダを取り除いているんですね。

「日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦」を読んで

この本は現在東京都副知事の務めている猪瀬直樹さんが1983年、36歳の時に書き上げた本で、数年前石破さんが国会で取り上げた本でもあります。

この本はこういう風に紹介されています。

若手エリートたちによって構成された「模擬内閣」は、あらゆるデータを基に日米開戦を分析、昭和16年8月の段階で「日本必敗」の結論を導き出していた。数少ない資料・当事者の取材を通して机上演習をも再現する。   昭和16年、「内閣総力戦研究所」に軍部・官庁・民間から選りすぐった将来の指導者たちが集められた。それぞれの出身母体に応じて「模擬内閣」を組織し、戦局の展開を予想したのだ。単なる精神論ではなく、兵器増産の見通し、食糧や燃料の自給度や運送経路、同盟国との連携などについて科学的に分析、「奇襲作戦が成功し緒戦の勝利は見込まれるが、長期戦になって物資不足は決定的となり、ソ連の参戦もあって敗れる」という結論を導き出した。この報告は昭和16年8月に、当時の近衛内閣にも報告され、後の首相となる東條陸将も真剣に受け止めていたはずだった。

この本が素晴らしいと思う1点目は、この若きエリート達が開戦前に導き出した、ほぼ正確な戦争の推移予測に光を当てたことです。それぞれのメンバーは若くはありましたが、自分たちが所属していた組織の結構深いレベルの情報に触れることが出来たことから持ち寄った真相に近いデータをもとに、しがらみなく検討すると、真実に近い結論が出てくるものだと今更ながら思わされます。それも比較的短期間、3ヶ月間くらいで出したのですから。

2点目は、その研究成果を受け取った当時の政府首脳部、特に東條英機がその場では否定したものの口外無用を命じ、更にその後の大命降下(首相指名)の後の数ヶ月、昭和天皇の信頼と望み、そして現実の厳しさと周りの情勢に板挟みになって苦悩した姿が描かれていること。これは1983年という時期を考えると出色だと思います。

3点目はエピローグとしてちょっと触れられているだけですが、「反省会」についても書かれていること。そう、昨年NHKで放送されていた海軍反省会について描かれているのです。そちらについての記事はこちら。

NHKスペシャル 日本海軍 400時間の証言 第一回 開戦 海軍あって国家なし を見て
NHKスペシャル 日本海軍 400時間の証言 第二回 特攻 やましき沈黙 を見て
NHKスペシャル 日本海軍 400時間の証言 第三回 戦犯裁判 第二の戦争  を見て

ちょっと本文もご紹介しましょう。

あれから一年。「反省会」に行ってみることにした。原宿駅から、若者たちの最先端ファッション街として注目を浴びている竹下通り(当時はたけのこ族とかがいたんです、管理人注)を抜け、明治通りを左に曲がる。そこに東郷神社の大きな鳥居がそびえ立っている。一歩中に入ると竹下通りの喧噪が遠い世界のように静かだ。境内にある東郷会館の一階の会議室の入り口。(中略)名札には、ただ「反省会」とだけ書かれている。コの字型にテーブルが並べられているのも変哲がないのだが、そこに座っている人々は一種異様な雰囲気を醸し出していた。単に老人クラブの会合とはちがう。二十五人の出席者は八十歳以上の高齢者が中心でいずれも眼光鋭い。(略)

戦争に敗れてから四十年近い歳月が経ようとしているとき、彼らはなぜアメリカに敗れたのか、なぜ勝てなかったのか、毎月「反省」のために集まってくるのである。

松田レポートの一節。
「今次開戦時における軍令部当事者は・・・伝統の作戦計画を放擲(ほうてき)し、連合艦隊が開戦直前突如思いついた大規模攻勢作戦の主張に屈したことが惨敗の根本原因となったのである・・・」

真珠湾奇襲など思いつきで、あんなもの本来の海軍の作戦になかった。それにやるならなぜ空母を徹底破壊するところまでやらなかったのか、おかげでミッドウェーでわが軍が返り討ちあってしまったではないか・・・。そうだその通りだ。いや、それだけじゃない。総力戦ということがだな、つまりは・・・。

昭和二十年八月十五日という時間がセピア色に支配している東郷会館の一隅。いっぽう昭和五十八年夏の原宿・竹下通りは、平和という語感を原色の風船のようにハチ切らせている。わずか百メートルの隔たりを僕は四十年の歳月とともに一瞬のうちに横切っていた-。

昨年来のNHKスペシャルで取り上げられていた太平洋戦争関係の番組はあたかも最近知りました!みたいな捉え方ですが、随分前から猪瀬さんは取り上げていたんですね。

このほかにも企画院総裁の鈴木禎一さんのインタビューも収録されていて、これまたあのNHKスペシャルの番組にかぶる内容のものでした。

それはさておき、結局のところ判断基準が明確に定まっていない中、空気と勢いがその場を支配し、事態が進んでいってしまい、時間が経過した後、その当時の経緯を批判するという流れが感じられます。


この本は確かに太平洋戦争が主題として挙げられていますが、この本旨は日本人の組織としての意思決定のあり方について問題提起をしているのだと思います。原理原則、データを元に判断することはある程度のレベル以上の人たちは出来るのですが、そういった合理的思考より、所謂空気が支配してしまいがちということ。

そうなると想起せざるを得ないのが、東日本大震災で生じた被害への対応のあり方。同じようなことを繰り返している?いやもっとそれを端的に表しているのが、今の日本の対応のように見えてなりません。現在色々な分野の人たちが「昭和16年夏の敗戦」ならぬ「平成23年の没落」を唱えています。ところが不思議とそういったことが反映されること無く、政治も行政も動いているように見えてなりません。我々は先人達が自らの屍をさらしてまで積み重ねた手痛い教訓を、教訓としてまだ学べていないような気がします。

今の時期、日本にとって本当の正念場なんだなあと思うのです。そのためにも「歴史を鑑とする」姿勢が我々に求められているし、その一助にこの書籍はなりうるような気がします。

平成23年度全日本大学野球選手権 決勝戦 対東洋大戦 観戦記その2

9回表、無死2塁、ランナー代走の川島君、バッター山﨑錬君と、格好の場面を作り出した塾野球部。

6)藤岡君の凄み

しかし、ここから藤岡君の凄みを見せつけられることになります。

既に直球は140km/h超えがやっとというくらいのボール。こうなれば普通は変化球主体でかわす配球を指向すると思います。直球が棒球になるからです。でも藤岡君は違いました。140km/hの直球であっても、スピンの効いたフォーシームを投げ込むのです。

ここに興味深いデータが。30個のアウトのうち、内野ゴロが2個。しかも両方とも投手ゴロ。抜けた!と思ったら藤岡君がしっかり捕っているのです。あと犠打が3つですからそれを省くと、25/27=92.6%がフライアウトか三振だったわけです。ストレートは思ったよりもホップし、落ちる球は思ったより落ちる。すなわち藤岡君は腕の振りもさることながら、スナップの利かせ方が抜群に上手く、いずれかの方向へのスピンが常に効いた球を投げ込んでいたということだと思います。

スタンドから自分は錬君に「とにかくサードにランナーを進めよう!」と声を掛けました。錬君も実際にそうしていたと思います。アウトの前の打球、敢えてこねて打ち、12塁間へゴロを放とうというもの。しかし、ファウル。そして勝負球を打ち上げてしまい、キャッチャーファウルフライ。続く阿加多君、神田君と連続三振で無得点に押さえ込まれます。

でも自分は考えてしまいます。スタンドからかけた「3塁に進めよう」という声が正しかったのかどうか。錬君はその前の2打席共に外野への大飛球を放っていました。これであれば無理に12塁間に打とうとするのではなく、敢えて逆方向に打つような軽いスイングを意識して貰った方が良かったのでは?と。そこがちょっと後悔です。(ここら辺から妄想が大きくなってくるので、適当に読み流して下さいcoldsweats01


7)福谷君の熱投と周囲の冷静

福谷君は序盤の危ない場面を切り抜けた辺りから、いつもの福谷君に戻りました。9回までの投球、見事だったと思います。でも今だから言えるのかも知れませんが、8回くらいから変化球がちょっとすっぽ抜ける感じになってきていました。彼は心で投げるタイプ。まさか自分から疲れたなぞ言うわけもありません。大助君もいたことだし、10回は左打者が続くし、回の頭から竹内大君に代えるべきでは?と思っていました。ちょっとそんな気持ちもあって撮った写真です。

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まあ、それはさておき、10回裏、2ストライクまで追い込んだ後、ライト前ヒットを打たれます。ここにもう一つ興味深いデータがあります。ファーストの守備範囲への打球が37打者中、7つもあるのです。そのうち左打者が6つ。またサードへの守備範囲の打球は2つですが、両方とも右打者。すなわち東洋大は福谷君の速球に狙いを決め、速球に負けない振りをしてきていたのです。これはいわゆる力勝負であり、すなわち球威が勝っていたから抑えていたと言えると思います。

そういった背景もあり、次打者の小田君は速球に狙いを定めて打席に入ります。ベースから一歩引いて、内角の速球狙い。

しかし、芸が細かいことに、代走を出し、あたかもバント、ないしはヒットエンドランを狙うかのような形。

こちらもこういった時に怖いのは必要以上に警戒してカウントを悪くしてから、やりたいことをやられてしまうというもの。

思わずこう言ってしまいます。「初球からストライク!」

そして運命の139球目、福谷君の投じた速球は見事ジャストミートされ、ライトスタンドに吸い込まれていきました・・・。


あの時、「普通に打とう!」とか「ボールに逆らうな!」と言えたら。

あの時、「ゆっくり、ゆっくり!」と言えたら。


素晴らしい試合を見せて貰えたのですが、なんだか悔いが残る試合となりました。


でも、だからこそ野球って面白いんですよね。

あともう一つ。

藤岡君が足を痛めたと明らかにわかった後、塾野球部はセーフティバントやそのそぶりなどで揺さぶることをせず、正々堂々と戦いに行きました。それが甘いと言われるかも知れません。でも、大学生野球の最高峰の場面で、正々堂々と横綱に挑んだ塾野球部を自分は誇りに思います。


ああ、結局書き上げてしまいましたsweat01


おまけ

試合後に伊藤君、この試合を観戦していた長﨑君たちにグランドから挨拶したところ、大きく手でばってんを作られ、何度も駄目出しされていました・・・。キャッチャーはこれくらいの人を食ったような部分が必要なんでしょうねwink

平成23年度全日本大学野球選手権 決勝戦 対東洋大戦 観戦記その1

さすが決勝ともなるとすごい人気です。チケット売り場も長蛇の列です。

試合開始は午後1時です。


写真一覧はこちらから。

2011-06-12 (by Eye-Fi)

先発は塾野球部は福谷君、東洋大は藤岡君です。

1回表 三者凡退で無得点。

1回裏 先頭の小田君がセンター前ヒット。続く上原君の時スチール成功。上原君の打球はふらふらと1塁後方に。3人が追いかけて、最後は金田君がキャッチ。続く鈴木大君の痛烈な1塁ゴロを裕司君が弾き、金田君がよく止めましたが2塁ランナーが一挙にホームを陥れ1点先制。続く戸田君もレフト前ヒットで1死12塁とピンチ。続く藤本君が外野に大飛球、伊藤君がギリギリで届かずでしたが、打者ランナーのオーバーランでアウト。緒方君もショートゴロに抑え1点で収まりました。

やはり、決勝戦で文字を打つのは難しいですね・・・。

試合は4回表に動きます。2死から伊場君が四球で出塁。続く錬君がフルカウントから左中間を破るタイムリー2塁打!伊場君の激走が光りました!

試合は5回を終了し、1−1の同点です。

そのまま、試合は進み、両者決定打が出ず、延長戦に突入!両先発がそのまま投げ続けています。

10回裏、残念ながら無死1塁から小田君にサヨナラホームランをライトスタンドに打ち込まれ、1−3で東洋大学が優勝となりました。

さて、今日の試合のポイントポイントを振り返りたいと思います。

1)ビッグイニングを作らせなかった

まずは1回の攻防。明らかに固さの見える塾野球部。いかにも決勝戦慣れしていないチームといった感じでした。確かに好投手藤岡君ではありましたが、必要以上に意識してしまっているようにも見えました。あっさりと三者凡退。続くその裏、早速クルクルした渦が塾野球部の頭上に回ります。ヒット、スチール、怪しいフライ、エラー、ヒットと魅惑の流れ。そして伊藤君の頭上を越える当たりを打たれた時はワンサイドゲームを覚悟した程。ところが必要以上にセーフティに走った、相手の二塁走者の鈴木大地君が三塁を回らず止まってしまいます。ギリギリまでフライアウト→タッチアップを狙っていたのでしょう。打者走者は当然に2塁打コースと思って走っているので、必然的に走者が一人余ってしまい、アウト。これで息を吹き返した塾野球部が1点に抑えました。春季が始まった時はよくビッグイニングを作られていましたから、これはこの春で成長した部分と言っていいでしょう。みんな大きな声を出していました。選手もベンチもう~ん、いいチームになったなあ。

2)伊場君劇場第一幕

知る人は知っていると思いますが、試合中の自分はやかましいです。今日の藤岡君を見て、これは一人ラッキーボーイを作らなければと思いました。聞くところによると、伊場君は今日が誕生日と言うではありませんか!のせたらどこまでも上っていきそうな伊場君を盛り上げるのが一番と思い、伊場君の第一打席からテンションを上げて盛り上げることに。半分以上は藤岡君に聞こえればと思いながら「藤岡君は伊場君を恐れているぞ!」と呪文のように唱えました。「何言ってやがんだ」と藤岡君が思えばしめたもの。そうなると得てしてコントロールを乱し、ボールになります。そうなればしめたもの。ここで「やっぱり藤岡君は伊場君を恐れているぞ!」と言えば、藤岡君は「そんな訳ないだろ」と思い力むでしょうし、伊場君は「おお、もしかして俺のこと恐れているんじゃねえか」と思って俄然優位な立場で打席に臨めると思ったのです。まあ、本当にこうなっていたかどうかはわかりませんが、結果的には今日の伊場君はラッキーボーイとなってくれていました。

そんな感じで第一打席はチーム初ヒットとなるレフト前ヒット。

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3)伊場君劇場第二幕

第二打席でも伊場君ラッキボーイ作戦は続きます。2死ランナー無しですが、ここでも「藤岡君は伊場君を恐れている」作戦。効いたかどうかはわかりませんが、何だか投げにくそうにしていて伊場君が四球を選びます。

微動だにせず見送る伊場君。

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そして、錬君の打席になると、伊場君盗塁説を盛んに唱えてみます。もっともさすがに走るまでには至りません。でも錬君は本当に勝負強いですね。フルカウントまで粘ります。

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こうなれば、伊場君もあとはダッシュするだけ。何回かダッシュが繰り返され、ちょうどいい運動になった後、錬君が左中間を破る当たりを放ちます。

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こうなればもう突進するだけです!

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素晴らしい走塁でした!!


4)伊場君劇場第三幕

こうしてノってきた伊場君にとって最高の舞台が巡ってきます。6回表1死12塁のチャンス。ここで打てば勝ち越しです。ここで伊場君もフルカウントまで粘ります。ここで、意識しているようにも見える藤岡君の投じたボールは内角へ!

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伊場君は痛そうにして1塁に向かいます。

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(想像です)
1塁塁審:バットに当たったよなあ
アンパイヤ:そうだよなあ
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(想像です)
アンパイヤ:ああ、君君。ファウルだから戻りなさい。
伊場君:ええ、こんなに痛いのにですか・・・。
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(想像です)
伊場君:やっぱ、ダメかあ・・・。
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一応江藤監督も確認にベンチを出ますが、あっさり終わり。戻る時の表情を狙ったのですがうつむき加減で撮れませんでした。でもなぜか笑っていらっしゃるようにも見えました・・・。

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この一連の動きでこの打席は力を使い果たしたか、高く内野に打ち上げ一塁ファウルフライ。悔しがる伊場君の姿が印象的でした。

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5)伊場君劇場第四幕

ここまで仕込んできた伊場君ラッキーボーイ計画は、9回表に素晴らしい結果を生みます。もう疲れの見えてきた先発の藤岡君に対して、この回先頭の伊場君は完全に飲んでいる雰囲気。そしてバット一閃左中間を破る2塁打を放ちます。

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今季は9回に何かをやってくれる塾野球部。最高の形が出来ました。ここまで来れば当然の様に快足の川島君が登場。

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伊場君の代走となります。

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満足感というより、ここで必ず勝ち越してくれ!という思いがこもった顔でベンチに戻ってくる伊場君。

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そうです、ここまでは良かったのです。後は12塁方面に打球が飛べばランナーはサードへ。こうなればヒット、外野フライ、内野ゴロとギャンブルスタート、スクイズなど点を取る作戦がいくらでもある状況に。しかも藤岡君は疲労の色を濃くしています。まさに勝利の女神が塾野球部に微笑もうとしていたところでした。

・・・、すみません。ここまでで今日は勘弁してください。明日は深夜残業のため、後編は火曜日以降にアップすることになると思います。

平成23年度全日本大学野球選手権準決勝 対東京国際大戦

今日はもともとは絶対に観戦出来ない日でした。予定が

午前10時 地鎮祭&近隣のご挨拶

午後1時30分 ご契約

午後3時 地鎮祭&近隣のご挨拶

と入っており、試合開始が午後1時だったからです。

ところが、雨の関係で試合開始が午後3時30分に繰り下げ。これはもしかして・・・?と思っていたところ、球場でよくご一緒させて頂く方からメールを頂戴し、これは行かねば!と思い、途中途中をダッシュで何とか7回の表から観戦することが出来ましたhappy01


写真一覧はこちらから

2011-06-11 (by Eye-Fi)

試合は自分が着いた7回表からですが、

7回表 代打福富君四球、辰巳君がしっかり送って1死2塁。続く金田君がボテボテのゴロを三塁前に転がし、一生懸命走って内野安打。1死12塁とチャンスを広げましたが、錬君レフトフライ。伊藤君がショートゴロに倒れ無得点。

7回裏 福谷君が危なげなく三者連続三振。

8回表 川島君が二度セーフティバントの構えを見せるが見送り1ボール2ストライク。そして中途半端なスイングで三振。バットにボールを当てないと何事も始まりません。代走として大いに貢献していますが、それに満足すること無く、レギュラーを取るつもりで頑張っていって欲しいですね。続く阿賀多君が力の抜けた素晴らしいスイングでセンター前ヒットで出塁しますが、続く影山君がライトフライ、暁真君がセンターフライで無得点。

この試合のポイントの一つ、8回裏です。

8回裏 先頭の茂木君がライト前ヒットで出塁。ここで続く代打森口君(明徳出身でバントが上手いみたい)、初球バントの構えからバットを引き1ボール。2球目福谷君の球威が勝りバントファウルで1ボール1ストライク。ここで古葉さん仕掛けます。続く3球目に盗塁を仕掛け、成功。無死2塁。次の球で送りバントをしっかりと決め、1死3塁。一昨日つぶやいた、1死3塁が出来上がります。代打攻勢をかけ、代打山田君。ここでは、スクイズの幻影を使おうとしているように見えました。つまり右投手である以上三塁ランナーは目に入ります。ここでちょっと早めにダッシュの姿勢を見せ、相手を揺さぶろうとするものです。これに効果的なのは、とにかく追い込むこと。ここで福谷君は変化球を2球続けて投じ、見事ストライク!そして3球勝負のストレートに打者はかろうじて当てただけのピッチャーゴロで2死。続く小名木君も2ストライクから懸命に粘りますが最後は三振!ピンチを切り抜けます。

この回は見応えがありました。何とか1死3塁を作ろうとする古葉監督。そうはさせじと鍛え上げた色々なバントシフトを繰り出す江藤監督。また1死3塁で下位打線という中で周りのサポートも使いながら点を取ろうとした古葉監督。小細工無用とばかりに勝負に徹した福谷君。こういう経験がチームを強くしますね。

そしてこの試合を決定づけた9回表です。

9回表 少々疲れの見えてきた相手投手の鈴木君。先頭の福富君が四球で歩きます。続く辰巳君がセーフティ気味のバントで送り1死2塁。ここで金田君はなんとか右打ちをしようとしますが、それを見透かされた配球をされ、金田君は結局打ち上げてしまい2死2塁。金田君とても悔しそう。ここで塾野球部は錬君の勝負強さに賭けます。そして錬君は初球から積極的に打って、見事センター前ヒット!但し相手のセンター茂木君も好返球。ここで福富君のいつもながらの流れるようなスライディングと、ピンポイントのタッチ!これがみごとホームを掴み取り、見事勝ち越しに成功します!錬君も2塁を陥れます。これが更に活きます。続く伊藤君は敬遠。スコアリングポジションにいたからでしょう。ここで代打田中聡君。初球を思い切って振った時、いつもとちがう聡君を感じました。これは打つかも?と思ったらこれまた見事にライト線の2塁打でもう1点追加。これがまたベンチに戻ってくる笑顔が素敵でした。

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なおも阿賀多君死球で満塁と攻め立てますが、代打宮本君が倒れ、チェンジ。6-4となります。

9回裏 2死から一人ランナーを出すものの、危なげなく最後は三振で締め、塾野球部が見事決勝に進出しました!


こうなったら決勝も勝つしかありませんね!

頑張ろう!日本。勝つぞ勝つぞ!慶應。

最近、うれしかったことを教えて!

ブログネタ: 最近、うれしかったことを教えて!参加数

最近とんとご無沙汰しているコネタマ。たまには昼食時なぞに投稿するのも悪くないなあと思い、いざ投稿。

さて、今回のお題は「最近、うれしかったことを教えて!」とのこと。

そうですね〜、まあ大きなことがあったのは別に、とっても最近で言うなら昨日の竹内大君の完投勝利とそのコメントですね。

この記事(東京六大学野球平成23年度春季リーグ戦 慶早戦2回戦で感じたこと1)でも触れましたが、竹内大君は今季1回も完投勝利が無く、いくらチーム事情によるとは言え不完全燃焼感が強いのでは?と思っていたので、昨日の「完投」勝利というのがとても嬉しかったのです。焦らずに自分の投球がしっかり出来たんだなと思って。

更にコメントで、

「無失点なら(無安打無得点を)狙いにいった。丁寧に低めに投げれば失点はないと思いました」(From sanspo.com)

という言葉。ご存じの方ならわかるでしょうが、球場での自分は礼儀正しいとはとても言えないような感じで、とにかく声を出しています。一応は選手に合わせて言葉を出しているつもりなのですが、今季の竹内大君に対しては「とにかく低め低め」といった言葉が一番多かったように思います。最初に立教戦の動画を見た時、打たれている球はとにかく高い球が多かったように感じたので。勿論実際にはマウンドまで言葉が届くということはないでしょうが、妄想上では何となく伝わっていたような気持ちになったのです。


ということで、ちょっと昨日は幸せな気持ちになっていましたhappy01

ほう、これが

ほう、これが
一世を風靡した高尾山口行きですね!

はあ、神宮に行きたいなあ。

でもそんなことも言ってられませんね。決勝まで勝ち上がってくれることを信じて、お仕事頑張らねば。

東京六大学野球平成23年度春季リーグ戦 慶早戦2回戦で感じたこと1

だいぶもう記憶の彼方に行ってしまった観のあるところですが、思い出しながら感じていたことを書きます。

1)やっぱり緊張していたように感じます。

打線は多分一巡目は全員ファーストストライクは見逃しだったように思います。3回の攻撃も辰巳君まではやはりファーストストライクを見逃していました。コントロールが悪く、与四死球の多い投手なら待ちから入るのもわかりますが、コントロールの良い投手に対してはファーストストライクから振っていってプレッシャーを掛け、気持ちよく投げさせないことが重要だと思います。今まではそうでもなかったのに、この試合がそうだったということは、やはり緊張していたんだなあと思います。貴重な3〜4点目を叩き出した宮本真君は「初球からいこうと決めていました。甘い球が来ると思って。でも、寧ろボール気味の球が来て。でも何とかヒットが打てて良かったです。」と言っていたわけで、結局のところ相手のコース云々より、どれだけ有利なカウント・状況で打つことが出来るかといった方がよっぽど重要なんだなと改めて思いました。これから大事な大一番の試合の時は、普通にしているとまずはボールを見逃しやすいという特性を意識し、今まで以上に積極的にファーストストライクを狙いにいって欲しいなあと思います。


2)竹内大君の不完全燃焼感

今季の竹内大君はパレード時に聞いたように、調子が悪くて・・・という印象が本人の中に強く、到底満足していない状況なんだと思います。この試合でもそう。6回2死で福谷君にスイッチという中途半端なタイミングでの交代でした。第1戦なんかは完全に不満、というより訳がわからないといった感じでしたね。
でも今季の数字は、本人が思っているほど悪くない・・・、と言うか普通に見たら良い数字だと思います。
勝ち数は5で2位。勝率は福谷君を抜かせば(リリーフなので)野村君を上回り2位。防御率も4位。奪三振率もいつも並。では、どうしてここまで不満?
それは、回の途中での交代が多いからでしょう。
彼の投球は去年の春にしてもいつも塁上を賑わせながら、大事なところを締めるといった投球でした。去年の春秋の慶早戦第一戦はどちらとも斎藤君がさっさと終わらせるのに対して、竹内大君はなかなか三者凡退がなく、いつもどこかにランナーがいた印象です。勿論、信頼して任せるのも一つなんですが、後ろに絶対的守護神がいれば、どうしたって交代させた方が抑える確率が高くなると判断してしまいます。去年までの大石君がいた早稲田のように、完投能力のある投手が完投せずにいつも途中で降板となってしまいがちになるんだと思います。
その役割を淡々と受け入れられるなら良し。でも完投能力のある人にとっては、不完全燃焼感がどうしたって残るんでしょう。
自分が思うに、竹内大君はここで焦ってはいけません。去年の春と違うのは、ピッチングスタッフの構成。2戦目を任せられる投手が育ってきたので福谷君が抑えに回った。これが、竹内大君の続投を阻んでいるに過ぎません。決して竹内大君の調子が悪いからでは無いと思うのです。そんな風な交代はいやだ!圧倒的なピッチングで交代なんかさせないとばかりに、剛球を身につけようとすると、3年生以降の斎藤君みたいになってしまいそうな気がするのです。
それより、いかに今のピッチングの延長線上でより安定感のある投球が出来るか、それを探ることこそが必要なんだと思います。
これだけ投手の数が揃っている投手陣だけになかなか思い描いているような形(先発完投)になり得ないと思うのですが、イヤにならず、今以上に安定感をつけるように頑張って貰いたいです。
大丈夫、監督が信頼しているからこそ、いつも第1戦は竹内大君が先発なんだから。去年の春以降第1戦のマウンドを守り続けていることはすごいことなんだと。


3)福谷君の力みと剛速球

反対に福谷君は球の力で勝負するだけあって、順調に伸ばしている印象です。
ただそれが力みに繋がると、スピード表示は出ているものの、ボールのキレがなくなってしまう印象です。
腕の振りと同じくらいに出てくるスピードボールって案外打ちやすいですからね。
力みの抜けたフォームから繰り出される速球は、腕から遅れてボールが急に来るといった見え方で、打者もタイミングが取りづらいはず。そんな球を前半戦では投げていました。ただ後半になるにつれて、段々昨年までの悪癖、すなわち投げ急ぎ、力んでしまっていた印象です。
こんなとき、長﨑君ならわざと山なりのボールで返球し、落ち着け落ち着けといったゼスチャーをしたことでしょう。スローカーブからわざと入っていたかも知れません。慶明戦3回戦の時、慶早戦2回戦の時、どんどん前のめりになっても周りも止めることがなかなか出来ず、力みがなかなかとれなかった感じです。
いかに球速に惑わされることなく力みを取ることが出来るか、これが今後の課題になってくると思います。球速で5km/h速いとさぞかしかと思いますが、150km/hのボールがホームベースに到達するのが0.442秒。155km/hのボールがホームベースに到達するのが0.428秒なのでその差約0.014秒。ストップウォッチの早押しでもなかなか出せない時間の差でしかないのです。球速の拘りより腕の脱力とポイントでの加力のリズムを身体に覚え込ますことが出来れば、相当すごい投手になるんだと思います。
これはバッティングに関しても同じ。昨シーズンまではホームランしか狙っていないのか?といったスイングでしたが、今年は最初の慶立戦1回戦での最終打者の時以外は、カウントの若い時は今まで通りですが、追い込まれた後は力を程よく抜くようになってきました。こちらも力まず打つことが出来るようになると、すごい打者にもなれそうですね!


う〜ん、他にもあった気がするんですが、なかなか思い出せません。思い出したら書くようにします。

バルカン政治家と坊ちゃん

この震災後まだ方向性も定まっていない中で突如繰り広げられた内閣不信任決議案騒動。

今回の方向性が大体ついたようです。

菅首相、震災対応メドついた段階での退陣示唆(YOMIURI ONLINE)

めどは二次補正…鳩山前首相が「総理と合意」(YOMIURI ONLINE)

民主幹事長「復興法案と2次補正、退陣条件ではない」(日本経済新聞)

小沢元代表、採決欠席の意向
(日本経済新聞)


何となく自分が思うのが、坊ちゃんたちがそれなりの義憤からバルカン政治家をギリギリまで交渉し追い詰めたが、詰めの甘さからか最終的な言質を取ることなく、結局事を荒立てないこと(つまり最終的な覚悟がついていなかった一番の人)を選択したと。平成の近衛文麿ですね(褒めすぎかも)。

もうひとりの坊ちゃんももともと動きづらい情勢ではあったが、命をかけて詰めを行うということもせず(どうすればいいかわかっていて、且つそれを行う実行力もある)、物事を諦観して放り出してしまったと。

確かに最近とみに外交が不調なのがわかる気がします。

やっぱりバルカン政治家はしたたかですね。徳俵での粘り腰には目を見張るものがあります。

その力を実際の政策実行に生かせればいいのですが・・・。


失敗した2人(多分1人は失敗だと思っていない、もう1人は失敗だとわかっている)にこう聞きたいです。

「あなた方は今の体制では何ら有効な手立てをこの震災という未曾有の事態で打てないことを確信し、新体制を作ってより実行力のある体制を作ろうとしたのではないですか?

その実行力のない体制の方が震災対策の目処をつけるまで待って、それから辞めるということで、なんで納得できたのですか?実行力が無いから代えると言っていたのに、その実行が終わってからなんて・・・。理論破綻しているように思えますよ。

結局、「菅さんを辞めさせる」以外に目的はなかった騒動だったのではないですか?」


余りにも信念が・・・・・・・・・・・・・・・・。

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