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« 「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第2回 巨大組織“陸軍” 暴走のメカニズム 」を見て | トップページ | 追悼 尾藤監督 »

松本くん、どうもありがとう!

昨年の年末より、ず~っとこのネタで書こうと思っていましたが、なかなか手に付かず今に至っていました。が、もうすぐ彼は卒業してしまうではないかとハタと気がつき、ようやく重い腰を上げてみましたcoldsweats01

自分が最初に松本くんに気付いたのは、彼が3年の春の時の立教戦でした。大きな声で真剣にチームメートを応援している姿は、とても印象的でした。ただ、ベンチ上からだったので顔が見えず、見えたのは青いバンドだけ。なので、バンドだけ写真を撮ってみました。

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そして夏が過ぎ、「ブログ玉子」として名乗りを上げているのを見てどんな人なんだろうと思って探してみたら、松本くんでした。長谷くんは小柄だったので、なんとなく小柄な印象で見ていたら、とても体格の良い選手で驚いたのを覚えています。秋になるとちょっとした有名人にもなっていて、彼がコールされるとスタンドが盛り上がるようになっていました。そして2009年秋のヤマ場の一つ、対法政戦1回戦の大事な場面に代打で登場し、初球を積極的に打って内野安打で出塁します。余りに自分も盛り上がりすぎて、本人を撮る前にヒットを打たれてしまったのが残念でしたが・・・。

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この試合、そして次の試合も勝ち優勝戦線に残った塾野球部。きっと彼も活躍出来て満足しているんだろうなあと思ったら、塾野球部ブログにこんな文を投稿していました。ショートカットを貼っておきます。

四年生の意地(慶大野球部ブログ2009)

この文の中で彼のお母さんの話は出てくるものの、後は先輩の活躍、同級生らの活躍に触れるだけで、自分のヒットには一切触れていないところに驚きました。

そして、その後も。更に最上級生になってブログ担当(?)となってからの彼の文章からも、チームの紹介、頑張っている選手の紹介、ホッとするお話しはいろいろ出てきていましたが、本人の活躍について触れられることはあまり無く、彼が余りにも周りに気を遣いすぎて自分を出せずにいるのではと心配していました。そして実際に春季リーグ優勝記念のブログ記事にもそんな風なコメントを投稿させて貰いました。

そして4年生としてのラストシーズン、秋季リーグ戦が始まります。彼は、先ほど紹介したブログの中でこんな一文を載せています。

来年の今頃、僕自身が最上級生になっていて、下級生に今日の四年生のような姿を見せられるような、ラストシーズンに懸ける執念を後輩たちにプレーで伝えられるような、僕が今感じているこの気持ちをそのまま後輩たちにも届けられるような先輩にならなくてはいけないと、今日ベンチの中で身に染みて感じました。

そしてその文章に恥じないプレーを秋は見せてくれました。

印象深かったのは対立教5回戦と優勝決定戦。

まずは対立教5回戦です。

勝ちこしを狙い、2塁にいた長﨑君に代走を出した後、塾野球部の命運は松本くんの頭脳とミットに託されることになりました。彼も真剣に疲れの見えてきた福谷くんをリードします。

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そして、ようやく14回の表に山﨑君のタイムリー2塁打で貴重な1点を勝ち越した後、もう1点を取るためには是非とも必要な送りバントを、それこそ気持ちを込めてしっかりと決めました。ここにも彼の絶対決めよう!という思いが感じられました。

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14回の裏、敵も諦めず攻め立てます。話し合う姿も真剣です。

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そして最後は同じ4年生の田中投手が登板し、しびれる場面の中抑えきってくれます。この達成感の溢れる姿を見て本当に良かったなあと感じていました。これまた4年生の田村陽太郎くんとのハイタッチがいいですね!

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この日のブログ、彼のプレーでの気持ちがようやく登場します。

3と11へ(慶大野球部ブログ2010)

この中で、

ぼくが田中を試合でリードしている時、田中は大きく縦に首を振ってくれます。「おれもそのボールを投げたかった」という気持ちが伝わる大きなうなずきです。昨日は田中が投じた全8球、最後のバッターの最後のボールまで大きなうなずきで意思疎通ができていました。強い気持ちでバッターと戦っていた田中とうまく呼吸を合わせることができてほっと一安心でした。田中、これからはもっと厳しい場面でリリーフすることになると思うけど、今日のボールなら大丈夫。今日の強いハートなら大丈夫。明治戦も一緒に頑張ろう。

と書いているのを見て、自分のプレーに対する欲が出てきたように感じました。一歩引いた所から見るのでは無く、戦士の一人として戦い始めたと。

そしてあの慶早優勝決定戦です。

余りにも流れの悪い中、松本くんがキャッチャーとしてグランドに入ります。

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うまく金子くんをリードし、無得点に抑えたりもしますが、7-0と大きく水を開けられ、しかも塾打線はノーヒットで8回裏まで来てしまいます。このままでは、斎藤君の大いなる引き立て役だけで終わってしまいそうな中、宮本くんがエラーで出塁し、山口君の内野ゴロで1死2塁という場面で松本くんが打席に入ります。

(積極的にいかなくては、積極的にいかなくては)と思っていたのかもしれません。初球から果敢に打って出ますが、少々力が入っていました。気持ちが先走り、ツッコミ気味で身体も開いています。まあ、あの雰囲気で力を入れるなという方が無理な相談ですが。

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フラフラとファーストのファウルグランドに。万事休すかと思ったら、早稲田の後藤くんが落としてしまいます。これで命拾いをした松本くん。今度も冷静に、しかし悔いを残してはいけないとばかりに思いっきり振りますが、これが斎藤君の黄金パターンの落ちるスライダーできれいに空振りしてしまい、追い込まれてしまいます。

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ここで彼もいろいろ考えたことでしょう。(ここで終わってしまうのか?)とか(ここで無様な姿は見せられない)とかかな。その気持ちを突こうと、斎藤君は3球勝負、すなわち同じく低めから落ちるスライダーで三振を狙いに来ます。う~ん、よく人の心理を読んできますね。ここら辺が彼の真骨頂で、いわゆる単なる好青年では無いことは明かですよね。

この球にギリギリ引っかからずにすんだ。これが後々に大きく影響してきます。

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自分が見ているに、ここで松本くんは所謂「ゾーン」に入ったのだと思います。バットの振りが急に軽くなりました。一つのヤマ場、つまり三振を狙いに来たボールを見ることが出来たことでなんらかの気持ちの余裕が出たのかもしれません。次の球をしっかりミートしました。結果はファウルでしたが。

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そして、きっとこの後も語り継がれる怒濤の追い上げのきっかけとなる、あのヒットが生まれます。

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遂に松本くんが自慢の打撃で、ヒーローとなった瞬間でした。この表情がそれを物語っています。

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もちろんノーヒットノーランを破るヒットだったからということもあるでしょう。でもそれ以上に、いつもチームのために身体を張り、声を張り上げ、時にはコンピューターに向かいながら頑張ってきた彼だからこそ、チームのみんなもあれだけ喜んだのでしょう。

代走と交替する時も

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ベンチに戻ってからもこの雰囲気。この空気があの怒濤の5点を生み出したのだと確信しています。

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残念ながら勝利には一歩届きませんでしたが、彼の強い想いはきっと後輩達にも伝わったことでしょう。兎にも角にも彼がプレーで活躍して、人の心を動かしたことが何よりも嬉しくて、ラスト記念のコメントではそんなことを書いてみました。そうしたら、最後に彼からとっても素敵なプレゼントが。

余りにも嬉しかったので、何回もそれを読み返しては、思いにふけっていました。

>独自さん コメントありがとうございます。 独自さんも先代から大変お世話になりました。独自さんのブログ、いつも拝見させていただいてます。毎試合自分の写真があるかどうかチェックしていました(笑) 確かに今シーズンはぼく自身も苦しいシーズンでした。ぼくの前には常に長崎が立ちはだかり、このまま野球部に何も残すことなく引退してしまうのかなと思うと、練習に身が入らなくなってしまうこともありました。でも優勝の可能性が残っている以上、ぼくには下級生ピッチャー陣を盛り上げて鼓舞する役割があるはずだと自分に言い聞かせて頑張ってきました。正直言って優勝戦線から脱落していたら今の自分はなかったかもしれません。本当に野球の神様と運命に感謝です。 ぼくも温かいファンの方に囲まれて本当に幸せな一年でした。独自さんにも個人的にとても感謝しています! 来年からは一緒にスタンドから後輩たちに声援を送りましょう!!

今までずっと気になっていたこと、それについての答えがありました。

「ぼくの前には常に長崎が立ちはだかり、このまま野球部に何も残すことなく引退してしまうのかなと思うと、練習に身が入らなくなってしまうこともありました。」

なるほど、同じ学年に大きなライバルが、それも一つしか無いポジションである捕手の場合、これほどきついことなのかと。確かに投手であれば第2戦もあるし、内野手・外野手であれば多少違うものの、複数ポジションにトライも出来ます。しかし、捕手はただ一人。しかも先輩ならいざ知らず、同じ学年でいると言うことは大きな意味合いがあったわけですね。そりゃあ、心が挫けそうになる事もあったでしょう。でも、

「勝の可能性が残っている以上、ぼくには下級生ピッチャー陣を盛り上げて鼓舞する役割があるはずだと自分に言い聞かせて頑張ってきました。正直言って優勝戦線から脱落していたら今の自分はなかったかもしれません。本当に野球の神様と運命に感謝です。」

となったのですね。まさにこれからの人生に於いても多々起こり得ることだけに、そしてそれは等しく我々にも起こり得ることだけに、そこを打ち破ってあそこでヒットを打つことが出来たことに、心からおめでとう!と言いたいです。

そして、

「独自さんにも個人的にとても感謝しています!
来年からは一緒にスタンドから後輩たちに声援を送りましょう!!」

の言葉には、涙しました。こんなに嬉しい言葉をかけてもらえるなんて・・・。本当に感謝感謝です。

でも、

「独自さんのブログ、いつも拝見させていただいてます。毎試合自分の写真があるかどうかチェックしていました(笑)」

と書いて貰っているにも関わらず、余り松本くんの写真が無かったなあと反省もし、是非このタイトルで記事を書こうとその時誓いました。そしてそこから4ヶ月かかってしまっていたわけです・・・。

兎にも角にも松本くん、今までいろいろな夢を見させてくれて、本当にどうもありがとうございました!もうすぐ新しい社会での暮らしが始まると思いますが、益々のご活躍を心より祈念させていただきます。

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コメント

>文武両道さん
コメントありがとうございます。
文武両道さんには先代のブログからずっとお世話になっています。ぼくもついに筆を置く日がやってきてしまいました・・・
慶應のモットーは進学校出身の選手でも神宮に活躍できるということです。それが次世代の塾生にいい刺激を与えられている思っています。
伝説になるとかお恥ずかしい限りです。でもあの試合がみなさんの記憶に残ってもらえればそれだけで幸せです。
あとは素晴らしい新人たちに託します!きっと来年もいい夢を見させてくれることでしょう!
本当にありがとうございました。

文武両道さんには先代のブログからずっとお世話になっています。

管理人さんへの返事の冒頭部分
「独自さんにも・・・」
を見たとき、繋がりを感じて嬉しかった。

松本君特集に感謝!

入学時「大物」として期待され、捕手から内野手、
そして最終学年で捕手に再コンバート。

松本君と伊場君、似ていますが、伊場君は
ズバリ正捕手として頑張ってほしい。

何しろバッティングは文句なく「右の伊場、
左の伊藤」でしょう。

3番伊場で固定されれば、優勝間違いなし。

松本君のラストブログに2回もコメントしたハマコウです。
昨年は松本君のブログのおかげでとても楽しく塾野球部の応援が出来ました。

確か、松本くんの就職先はマスコミ関係でしたね。どういう部署に配属になるか、また彼がどこを希望してるか不明ですが、今度は、野球放映そのものの復権を彼に託したいものです。期待してます!

今年は斎藤君に笑顔でインタビューする
塾4番でフジの田中君を特ダネの小倉さんが、
「やはり六大学の仲間なので、
田中君には特別ですね」と言っていましたが、
来年のキャンプ、
伊藤君にインタビューする田中君になれば、
まさに
「後輩なので・・・」
と言うことに・・・
小倉さんの隣の中野さんも塾出身ですし・・・

松本君はアナウンサーではないので、
直接インタビューはなさそうですね。

http://www.geocities.jp/keiovictory/jukko/sensyu/90.html

今日の朝日夕刊に吉原大介君の大リーグ記事
彼は塾高で活躍、大学でも1年から活躍。

テレビ、新聞で野球に関わるOBも目立ちます。

上田さんの回顧に幼稚舎から慶應育ちの吉原、西武の佐藤のとき惜しくも準優勝と出てましたね。
翌日の朝日スポーツ欄にも署名入りの大リーグ報告が!

沖縄の石垣島の野球施設は素晴らしいですね。
石垣島の方が沖縄基地のおかげですとか、
言ってました。沖縄の高校が強いのもそのおかげ。

オープン戦の初戦は控え組の出場で勝利。

他校のプロとのオープン戦、互角みたいですが、
こちらも育成組が主力とか・・・

六大学の投手で好投手は、
という質問に杉山君。
「でもやっぱり竹内大(慶大)。チェンジアップばっかり投げてくるんだけど、ボールになるチェンジをいかに振らないとかカットで逃げるかが課題だね。」

早稲田スポーツのシーズン前の監督、選手インタビュー
は、いつも楽しみにしていますが、
6回シリーズが完結。

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