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のだめカンタービレ最終楽章後編を見てきました

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ようやく昨日のだめカンタービレ最終楽章後編をみなとみらいのワーナーマイカルみなとみらいで見てきました。そういえば映画の最後のクレジットを見ていたらみなとみらいで録音されたよう。不思議なご縁です。

(以降はネタバレが続きます)

まず感想を言うと、原作を知らないでこの映画を見たら面白さが半減するんだろうなあということ。この映画はどうしても引き算の映画、すなわち原作の豊富なエピソードから重要と考えられるシーンを、限られたキャストの中で出来るだけで忠実に再現し、且つこの映画ならではの良さも表現しようとしたんだと感じました。

後編の前半は、お互い自立しようとする過程の中で、その一つのエポックメーキングな出来事として孫ruiと千秋との共演があります。

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ここに至る、孫ruiの思いが余りにも割愛されている、というか描かれていないのが残念ですね。親との葛藤は以前描いていたのですから。このやりとりは何らかの形で描いて欲しかったですね。

Rui「この曲ってのだめみたいよね ラヴェルのコンチェルト
             滑稽で ふざけてて かわいくて 飛んで跳ねて
             わたしのだめのことよく知ってるわけじゃないけど、この曲のノスタルジーにのだめの育った環境や精神を感じるわ
             わたし・・・ 普通の生活や、学校での勉強や、友達と遊んだり恋したり・・・
             そういうことを経験しないと人として成熟できないんじゃないかって思ってた
             でも 無理矢理やるもんじゃないわね
             のだめの演奏聴いたら、サーッと冷めちゃった
             わたしはわたしでしかないし、わたしが見て聴いて・・・ 経験したことの中にすごい ときめきや興奮があったってわかったし
             それに・・・ わたしは経験しなきゃ感じないタイプと違う
             小説と同じね 経験しか描けない人もいる
             ある意味・・・ のだめには感謝してるのよ
             みんな自分にないものに憧れちゃうのよね~~

千秋「そうだな・・・
             オレもあいつの音楽にはいつも触発されてきたから・・・」

Rui「逆に・・・ のだめが千秋を好きな理由も同じだったりして

千秋「おまえって 大人だな・・・」

そしてその後、演奏前ののだめの予想も。

「大丈夫ですよ……」
「きっと千秋先輩とRuiはみんなが感服しちゃうようなすごくてすばらしい演奏をするんでしょうけど、のだめがやりたいこととは絶対違うと思うし」
「大体……あのふたりにこの曲は似合わないんですよ……大丈夫ですよ」

                         

更に聞き終わった後の感想も。

「今日の演奏会すごくよかったデスよ、先輩もRuiも……」
「もっと偉そうな演奏かと勝手に思ってましたけど“楽しい”が……すごかったです」

この一連の流れが、のだめの精神の平衡を狂わせることになると作者は考えていたような気がして。つまり、対象が千秋とかRuiとかの人物から、奏でられる音楽になったということ。今までは瞬間的に音楽に対する感受性を発揮していたが、ここで、音楽そのものへ正面から向き合うことのすごさに対する畏怖が生じてしまった。

だからこそ、ミルヒーと再会した時、泣き出してしまったのでは。逆に伏線でその前にオクレール先生が課題をたくさん出すシーンがあったのではと。

そして、のだめのショパンのピアノ協奏曲第1番のシーンも練習シーンは是非挿入して欲しかったですね。

のだめ もっとガツンといきたくなったんで オケもガツンときてください
             でもソロの前はもっと緊張を・・・・・・
             空気・・・・・・ キリキリ張りつめてください
             オケの音聴いたら気が変わりました 打ち合わせと違うけどいいデスか?

はいはーい

返事は一回・・・・・・

                         

のだめも誰とか彼とかでなく、この曲に没頭し、今ある最高の物を作ろうとしていることを象徴するシーンだと思うのです。

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なので、それに共感したオケのメンバーが演奏中に発するこんな言葉も入れて欲しかったなあ。

さすが巨匠 あの波乱の第1楽章から、ずっと顔色ひとつ変えず
             彼女に寄り添い 我々を導いていく
             しかし それにしても・・・・・・ すごい
             技術的なことだけじゃなくて・・・・・・ 彼女の・・・・・・
             この音楽を共に しっかり作り上げたい!

とここまで書くと、なんだか不満たっぷりのようですが、それを吹き飛ばす演奏シーンの数々と挿入曲でした。

まずのっけから、ピアノソロで始まるベト7。孫Ruiのラヴェル、清良のブラームス、途中途中で流れるショパンのピアノ協奏曲第1の第2楽章。のだめの演奏シーン、モーツァルトの2台のピアノのためのソナタ。どれも感動的で、曲だけで涙が出てきました

今回の映画後編、全般的にピアノを演奏したのがラン・ランさんという、中国人のピアニスト。いやあ、素晴らしかったですよ。くわしくはこちらで。

映画を見る前に特に楽しみにしていたのが、「独創的」と世界に評されることになるショパンはどうやって演奏されるのか?ということ。

プロフィールを見るとラン・ランさんは

1999年、 17歳のとき突破口が訪れる。ラヴィニア音楽祭のガラ・コンサートで、急病のアンドレ・ワッツの代理として、チャイコフスキーの《ピアノ協奏曲 第1番》を、クリストフ・エッシェンバッハ指揮するシカゴ交響楽団と共演。これがシカゴ・トリビューン紙によって、将来の嘱望される何年かに一人の逸材と評価されたのである。

とのことで、まんまやんと思いましたが、今回の演奏では、

第1楽章のピアノの出だしをシーンにあわせ、あえて重く弾いてもらうようにリクエスト。2008年録音の、自身のアルバムとはまったくタイプの異なる演奏というところも、のだめを意識してのことだ。

とのことで、本当に独創的で迫り来る迫力のある演奏!

さらに、最後のモーツァルトの2台のピアのためのソナタでは

二人の3年間の成長の証を見せる二重奏にしたいと相談したら、ご本人が自分ひとりでやりたいと言って下さったんです。確かに官能的な二重奏になっていて、ちょっと鳥肌が立ちました(武内総監督)

となり、ドラマより一回りも二回りもスケールの大きな演奏になっていました。

これだけ音を充実させれば、細かいエピソードは役者さん達の表情の中から読み取ることとして、画を楽しめがいいとなるんでしょうね。

玉木宏君も上野樹里さんも水川あさみさんも竹中直人さんも、みんなそれぞれ演奏シーンが上手くなっていたことが素人目からもわかりました。特に竹中直人さん、前はカクカク動いて指揮をしていて「これじゃあとても世界的なマエストロとは・・・」と思っていましたが、今回のは随分と滑らかに指揮されており、表情も豊かで、ここに至るまでの途方もない努力が感じられました。

やはりそれぞれの立場で一生懸命作ったものを見るのは清々しいですね。のだめの最初の頃のようにケラケラ笑うという感じではなかったですが、見ていて感慨深かったです。

で最後ですが、何回も、しかもカタカナまで使って映画でのだめにこう言わせています。

イツマデ?イツマデヤレバイイデスカ?

ちゃんと正面から向き合ったもん。 だから もういいでしょ 神様。

であれば、その対の言葉だと思われるリャカのこの言葉は、例えキャストにリャカがいなくても、誰かに言わせて欲しかったなあ。この言葉も好きなんですよね。って前にも取り上げましたが。映画では千秋とのだめで終わりなき道みたいな感じで爽やかに語って上の言葉を締めていましたが。

・・・・・・おじいちゃんが
        僕の才能は神さまがくれたんだから
        ちゃんと世のため人のために使いなさいって言ってたよ!
        それにまあ やっぱ音楽がいちばん好きだし!

まあ言うところはいろいろあるにせよ、とても楽しい時間を過ごさせて貰えました。素晴らしい原作、映画を作って下さった皆様、本当にどうもありがとうございました!




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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

危ない×2 読んじゃうとこでした(^^ゞ  明日は画策?通り神宮へ違ったら見に行く予定でしたが
ところで、夕方に違うドラマが再放送やってますが、役者さんは大変ですね昼間はあのドラマが再放送してますが。(明日がラストかな)  

久しぶりの休みを堪能してきまーす。(手当ガッポリですが

今、NHKの朝ドラで水木しげるを演じている若い俳優が、
自分を俳優として成長させてくれたのは
このドラマだ、と言っておりました。

ヒロインもまたこのドラマで成長し、
NHKの大河ドラマの主役を演じることに・・・
歴史上の女性として最も興味をもっている
秀忠の妻を彼女がどう演じるか・・・

クラッシックを身近なものにしてくれたこと、
世の中のクラッシック関係者は喜んでおられるようです。

黄色と黒は勇気のしるし♪さん

コメントありがとうございます。

初めて2段階構成にしてみたのですが、トップから入る時はいいけど、コメントしたりそのものの記事にしたら普通に全部表示されてしまいますね・・・。ココログさん、なんとかならんもんでしょうか?

いろいろなドラマの中で、いろいろな人生を演じる役者さん。すごい感受性が要求されるんでしょうね。今回の映画では台詞にならない、でも感情を伝えることを主役2人は意識してやっていたようで、それがまた見どころの一つだと思います。

では、手当もがっぽり手に入れた(実際にはまだかもしれませんが)ので、どうぞ久しぶりのお休みを堪能して下さいね

カウンターが末広がり!!縁起がいい
で…http://weblog.hochi.co.jp/moeama2/2010/05/post-4cac.html#more

美味のみゅうみゅうです^^
コメントありがとうございます。
私も遊びに来ちゃいました~~~!^^!

とても満足度の高い映画でしたね^^
音楽も、建築物も、風景も、
もちろんのだめと千秋の恋の行方と成長も!
もう1回見たい気分です!^^!

神宮に東都を観てきました。まさかのスコアでしたがどうしても平日開催ですから、観客は少ないですが、大先輩型は大きな声で応援されてましたよ。のち程あれをあれで。

文武両道さん

コメントありがとうございます。

自分も文武両道さんに言われるまでゲゲゲの女房に出ている水木しげる役の人が、のだめの菊池君役をやっていた人とはわかりませんでした。貴重な情報、ありがとうございます。

来年の大河の主人公となる秀忠の奥方は、なんとなく名前からして昔から親近感を感じておりました
なんてことはさておき、彼女の演技に対するこだわりはすごい、というかエキセントリックなところがあるほどらしいですね。でも何かを突き詰めるというのはそういった姿勢が必要なのでは?と思います。彼女の成長もこれから楽しみです。

このマンガはクラシック音楽を題材とした、若者の成長を描いた作品なので、とても共感出来るところが多いと思います。そんなところもクラシックを身近にしたのかもしれませんね。

黄色と黒は勇気のしるし♪さん

コメントありがとうございます。

おお、88888は黄色と黒は勇気のしるし♪さんがゲットされたんですね!どうもありがとうございました!

燃えろ!にも書かれていた東都の、しかも天王山の試合。予想外の大差が付いたとは言え、見応えのある試合だったようですね。沢村君、インタビューを見てもとっても男を感じさせてくれる今時っぽくない感じが好感が持てますし、これからも頑張って欲しいですね

みゅうみゅうさん

コメントありがとうございます。

あれだけ内容を詰め込んでいる映画ですから、いろいろと見落としているところもありそうですよね。また、見てみたいと思わせてくれる映画でしたね!

でもそちらのブログにもコメントさせて頂きましたが、今の番外編を是非テレビの特別編ででも製作して欲しいなあ~と思っています

オープン戦雨天で流れてしまいましたが、
ぜひ元巨人OB監督対決、全日本の決勝で観たい!

それにしてもあのブログのAOYAMAには泣かされました。
六大は恵まれているというか、甘やかされているというか・・・

そういえば、ファンタスティクなんとかはご覧になられましたか?
http://www.sky-a.co.jp/prgsports/baseball.html

今日は宮崎まで行っていらっしゃるかたもいたりして
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100507ddlk45070620000c.html

「何を今更」なコメントで恐縮なのですが…

千秋君に恋するティンパニ奏者の真澄ちゃん=Rookiesの御子柴で、
なおかつ塾高出身の塾員だったというのが非常にショーゲキの事実でした。

あ、それからもうひとつ。

リュカ (Lucas)ですよ!リャカではなく…

この名前は、メグレ警視のシリーズに登場する有能な部長刑事の名前と同じなので、
個人的には好きなんです。(名前が。)

アニメのファイナルシリーズのDVDを見て、やっと話がつながりました。
でも、清良はほとんど登場していなかったのですが、原作ではブラコンを演奏する
エピソードがあるんですか?
いい曲ですよね。
私自身はオケの方しか弾いたことありませんが…
ソロは難しそうで、横で聞いているだけで胃がよじれそうな気がしました。

文武両道さん

コメントありがとうございます。

さて、東都の勝者は終わってみれば東洋大学。培ってきた勝負強さが活きた感じでしたね。

AOYAMAのお話し、すごいなあと思うと共に、河原井監督はそれを悲観することなく、教育の一環として捉えられているのを見て、やはり学生野球はどんな場所でも学べることがあるんだなあと思いました。生徒達が純真だからこそ、江藤監督も涙したりするのでしょうね。

さあ、決戦まであと少し。まずは勝って、全日本に出場出来ればいいですね!

黄色と黒は勇気のしるし♪さん

コメントありがとうございます。

残念ながら自分への事業仕分けの結果、Sky Aを含むケーブルテレビを今休止してしまっているんです(ネット中継があるからなあと思い)

DVD、まさに黄色と黒は勇気のしるし♪さんにとってツボに入る商品っぽいですね。それにしても毎月野球関連の物がこれだけ出てくると、嬉しいやら大変やらで・・・。

今、高校の方は遠征あり練習試合ありと、多くの経験を積んでいるようですね。噂によるとノーシードになった横浜高校にスーパー1年生投手も入ったようですし、神奈川大会の熾烈さは今年も続きそうです。

あごらさん

コメントありがとうございます。

小出君があんな役をするとは思ってもおらず、でもしっかりと「真澄ちゃん」になっているのがすごいな~と思って見ていました。久しぶりに演じると、なかなかあのテンションに入れないでしょうね。

リュカでした!そういえば。実は最初そう書いていたのですが、他のサイトで「リャカ」と記載されていたので、何も疑わず「リャカ」と書き直してしまっていました。ご指摘ありがとうございます。

ブラコンの表現、「ソロは難しそうで、横で聞いているだけで胃がよじれそうな気がしました。」って、とっても実感がこもっていますね。楽譜とかもすさまじいのとか見ると、それだけで頭だか胃だかがよじれてしまいそうな感覚って、演奏者にはあるんでしょうね。ラフマニノフの楽譜とかも、ピアノ奏者が初めて見た時はどんな風に思ったりするんでしょうか・・・?

ラフ2については、知り合いのピアノ弾きが、泣きたいときにはこれを聴くと言っていました。

話は変わりますが、クラシック系の替え歌をネタにするページがあります。
その中で、ベートーベンの運命の4楽章の冒頭部分を紺碧の空の「早稲田-早稲田-」の部分と
見立てているのを見つけました。
http://www.ume4.com/niclasan/KAISETSU/bee52.html

同様のネタを扱う「軽メナ・ブラーナ」は、大学オケの間では結構知られている存在のようです。
http://carmena.hp.infoseek.co.jp/

ここのサイトの「クラシック専門ジョーク投稿板」は、なかなか秀逸です。つい吹いてしまいます。

ようやく前編のDVDを見ました。
ここで終わっちゃうんですか!?という終わり方ですね。
後編があるのだから、仕方がないのでしょうが…

「悲愴」の練習のところ、みんなが生活苦で…という話と重なっているのが、
ちょっと個人的にはツボでした。
上でご紹介したサイトにもありますが、第1楽章の頭のファゴットのメロディは、
ファゴット吹き哀愁のテーマ「カネね~よ、ひもじ~よ、わびし~よ~」ですから…

今週と来週、フジテレビにて…

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» のだめカンタービレvol.56 映画<のだめカンタービレ最終楽章・後編> [美味−BIMI−]
昨年12月に公開された『前編』に続き、『後編』観てきました!! 初日・予約での映画鑑賞です!^^! 1日の舞台挨拶・観客動員数の最多記録(12,107人)も突破したそうですよ!! 凄い!^^! (→<のだめカンタービレvol.42 映画<のだめカンタービレ最終楽章・前編>>) (→<のだめカンタービレvol.44 映画2回目!^^!              <のだめカンタービレ最終楽章・前編>>) のだめカンタービレって何?もう説明は要らないですよね〜... [続きを読む]

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