【早稲田を倒せ!慶應】-心優しき福井君
慶早決戦を前に、素人が好き勝手に言う不定期コーナー、題して【早稲田を倒せ!慶應】です。
素人が好き勝手に言っているだけなので、間違っても「これが○○投手の攻略法だ!」なんて言ったり、「絶対に勝たないと許さんぞ!」と言っているわけではございません。お気楽な気持ちで、慶早決戦に向け気分だけは高まっていこう!みたいなものです。
って、言わずもがななことを言ってしまいました・・・
さて、強力早稲田投手陣は1回戦の展開によって多少変わることはあっても、基本線は初戦斎藤君、二回戦福井君、抑えで大石君という三本柱で来ることはほぼ間違いないでしょう。今季の結果にもそれは色濃く表れていますね。
そうすれば、次にマークすべきは福井君。
いろいろ紆余曲折在りながら、斎藤君と4年間早稲田を引っ張ってきたダブル甲子園制覇投手。今季は斎藤君を上回る安定感でここまで引っ張ってきました。
彼はちょっと前まではコントロールに多少の難があるように思いましたが、今季は四死球も少なくなり、150km/h弱くらいの速球と、切れ味鋭い縦系の高速スライダーを駆使し、しっかりと抑え込んでいます。
こう書くと何だかとても・・・、という感じですが、見ていて気になる点があります。
彼は左であれ右であれ内角、特に高めに速球を投げることを躊躇するようなところです。なので外角低め(基本線)への速球は糸を引くような素晴らしい感じで決まりますが、杉山君が内角に構えると結構逆球になったりして、特に内角低めにはズバッときまることもありますが、内角高めには投げきれていない印象です。
与死球データがあればより確実だったのですが、彼は斎藤君のように内角を攻めた結果死球となっても「仕方のないことだ」と割り切れない、優しい性格のような気がします。特に間違って頭部にでも当ててしまったら・・・、自分の球威を知っているだけにその想像が頭によぎると手が縮こまってしまうところがあるんでしょうね。
なので基本の投球パターンは、外角低めの速球、内角の縦に割れる普通のスライダー、外角に切れ込む高速スライダー、見せ球として使う内角低め速球といったところなんでしょう。
であれば、彼に対しては打つ時に一歩内角に踏み込んで打つようにすると良いような気がします。というのは、
1)基本線は外角のため、腰を引かずにしっかりと打つため。
2)内角を攻めるのを躊躇している関係上、踏み込まれるのは彼にとっても投げにくさを覚える。
といった効果を狙ってのことです。
まあ、良い投手なのでそうは言ってもなかなか打ち崩すことは困難でしょうが、同じことをチーム一丸となってやってくると、その打席で効果が出るかは別にしても、相手に対してプレッシャーになってきますからね。それこそつなぐ野球に繋がるのではないでしょうか。
さて、午後からお仕事なので、そろそろ出掛けねば。
ということで、締めの一言はもちろん、
早稲田を倒せ!慶應
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全国制覇の済美福井君を打ち崩し、
甲子園を決めた西条梶本君にぜひ、後輩へアドバイスをいただきたいですね。
やはり法明戦は壮絶な戦い。
まさかエースがKOされ、
乱打戦になるとは、両チームの監督も予想できなかった?
「野球はやってみないとわからない」
野村監督の名言?
投稿: 文武両道 | 2010年5月22日 (土曜日) 15:57
2005年夏~『野球小僧』がベストナインを独自に選定!~
投 手・山口 俊(柳ヶ浦高校)
捕 手・松尾 卓征(鳥栖高校)
一塁手・平野 靖幸(木更津総合高校)
二塁手・福田 力斗(銚子商業高校)
三塁手・松井 佑介(大阪商業大堺高校)
遊撃手・陽 仲壽 (福岡第一高校)
外野手・春田 剛(水戸短期大学附属高校)
外野手 ・岡田 貴弘(履正社高校)
外野手・平田 良介(大阪桐蔭高校)
野球小僧のベストナイン松尾君が開花!
3本柱からホームランを打ってスカウトの注目!
投稿: 文武両道 | 2010年5月22日 (土曜日) 16:44
http://www.jukushin.com/archives/5232
今更ですが塾生新聞、
江藤監督・・・
「慶應が一番いいかもしれない。
開幕したらみんな、あわてて研究し始めるかもしれない。
ずばり日本一」
投稿: 文武両道 | 2010年5月22日 (土曜日) 20:28
別の記事でのご指摘ですが・・・こちらで
キーマンは長崎君、
おっしゃる通りだと思います。
早稲田OBの言葉、
「斎藤は細山田のときは余裕があったが、
杉山になると余裕がない。
やはり捕手は4年がいい。
家庭でも女房がしっかりしていると亭主は落ち着く・・・。
1、2年生投手なのに活躍するのは捕手が4年だから。
今年の慶應は長崎君
打てそうで打てない竹内君、
打てなそうで打たれる福谷君、
この2人のリードは難しいが、捕手としてやりがいもある。
杉山にも同情する。
2年なのに原不在で4番を任されていること・・・
江川ら黄金世代が慶應に落ちて、みんな法政に行ってしまい、
ただひとり一浪して入るなり4番で捕手の堀場君ほどの
重圧ではないが・・・
竹内助監督も堀場君が受けていた・・・」
ご自身捕手だったそうで・・・
野村さんは西武では「セーブ捕手」
「野村さんが最後にいると落ち着く」とは当時の若手投手陣。
投稿: 文武両道 | 2010年5月23日 (日曜日) 02:35
野村さんの女房論
捕手を女房役というが、
投手(亭主)を気分よく投げさせる、
投手は自分中心、わがまま・・・
投手に能力以上のことを求めてはいけない、
投手の状態を把握管理するのが捕手(女房)
江本、江夏というこれ以上にない
わがまま亭主に仕えたので、
西武のときは子供みたいな亭主で楽だった。
もっとも、俺は家ではダメ亭主、
女房にすべて任せる・・・
投稿: 文武両道 | 2010年5月23日 (日曜日) 03:24
http://www.big6.gr.jp/game/league/2000a/2000a_wk3.html
あのときの立役者、山本君が巨人に勝利!
リーグ優勝
それから日本一になった試合のあと、
「これから授業です!」
神宮から湘南キャンパスへ・・・
先輩松井君から
「俺も慶應に行くかもしれなかった。
俺の分まで頑張れ」
投稿: 文武両道 | 2010年5月24日 (月曜日) 06:29
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/05/24/08.html
山本君の復活!
投稿: 文武両道 | 2010年5月24日 (月曜日) 06:35
杉山君のインタビュー、
とても好感をもちました。
斎藤君、監督との関係、やりとり、
なかなか正直には言えないものです。
もちろん斎藤君、監督も読むわけですから。
責任と重圧を自分でしっかり受け止めています。
こういうインタビューを引き出し、掲載できる
早稲田スポーツの記者に敬意。
立教が明治を倒したとき、握手しました。
投稿: 文武両道 | 2010年5月24日 (月曜日) 10:27
高校も大学も一緒なんですか?
http://clixtube.com/ed3XLHdKYUk/.html
投稿: 黄色と黒は勇気のしるし♪ | 2010年5月24日 (月曜日) 15:01
この方のブログもいよいよ決戦モードに
http://weblog.hochi.co.jp/moeama2/2010/05/post-cbec.html#more
追記・先日、関東大会観戦時に『管理人様にぴったりの街の名前が』とコメントしましたが、、、
http://weblog.hochi.co.jp/moeama2/2010/05/post-28a2.html
です。
投稿: 黄色と黒は勇気のしるし♪ | 2010年5月24日 (月曜日) 17:36
チャイムは、大学と高校は異なります。
投稿: フレフレ少女 | 2010年5月24日 (月曜日) 23:54
> チャイムは、大学と高校は異なります。
三田と日吉でも違っていたような記憶があるのですが…
それよりも、昼休みや夕方に鳴る塾歌や丘の上のチャイムが好きでした。
投稿: あごら | 2010年5月25日 (火曜日) 23:12
あごら様、フレフレ様有り難うございました。まさか、こういうのがネット上にあるとは思わなかったのと、ふと疑問に思ったので他にも、藤山一郎さんの歌もあったりして楽しいサイトでした。ちなみに、『慶応・提灯行列』でぐぐるしてみたらヒットしました
投稿: 黄色と黒は勇気のしるし♪ | 2010年5月26日 (水曜日) 01:01
文武両道さん
コメントありがとうございます。
大して時間は無いのですが、出来るところから返信させて頂きます。
ここでおっしゃられたように、慶早戦は捕手の差が出た結果のような気が確かにします。早稲田スポーツの杉山君の記事、感服もしましたが、また昨年来感じていたことをそのまま話していたので、何だかいたたまれなくなりました。あの早稲田で1年生から捕手を務め、さらに4番も打つのは並大抵のプレッシャーじゃないんでしょうね。この記事のタイトルは「心優しき福井君」でしたが、まさに2戦目の時の福井君は杉山君をうまくフォローしていて励ましながら投げているように感じました。2戦目の時の杉山君は伸び伸びしていましたね。
と思っていたら、杉山君がなんと早稲田野球部のHPで外野手登録になっていましたね。彼の心のケアがきちんとなされていればいいのですが・・・。ライバルチームながら、彼の行く末も気になります。しっかりと育ててあげて欲しいですね。
投稿: 管理人 | 2010年6月20日 (日曜日) 16:42
黄色と黒は勇気のしるし♪さん
コメントありがとうございます。
報知のあのブログは愛情に満ち溢れていて、それも早稲田にも等しく注がれているところがまたたまりませんね!
藤山一郎さんは普通部在籍中に、若き血の最初の頃の演奏に深く関わっていました。
http://www.news.janjan.jp/culture/0603/0603050303/1.php
宿敵というのが存在するのは、大変ありがたいことですね!
投稿: 管理人 | 2010年6月20日 (日曜日) 16:49
フレフレ少女さん、あごらさん
コメントありがとうございます。
自分も夕方に鳴る「丘の上」のチャイム、とても好きでした。
そういえば「丘の上」は今は慶早戦に勝った際に歌うとされていますが、以前は優勝を決めた時しか歌わないと聞いたような気がします。これは記憶違いだったのでしょうか。それともいつか変わったのでしょうか?
投稿: 管理人 | 2010年6月20日 (日曜日) 16:51
> 「丘の上」は今は慶早戦に勝った際に歌う
少なくとも公式にはこちらの見解が正しいようですね。
http://www.keio.ac.jp/ja/contents/mamehyakka/77.html
> 優勝を決めた時しか歌わない
うーん、私は聞いたことがありません。
ただ、塾高野球部の応援に際して、優勝したら「丘の上」を歌ってもいいのでは、という
話が出ていたような記憶があります。
高校野球では、早慶戦はなかなか実現しませんので、「丘の上」を歌うチャンスも
ありませんから。
この「優勝」が、甲子園の優勝だったか、県大会の優勝だったか、までは覚えてない
のですが…
投稿: あごら | 2010年6月21日 (月曜日) 02:32