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歴史教育の進め方

先日、少々マニアックにテニアン島と題した記事を拙ブログに書いたのですが、そんなマニアな記事を見つけて頂いた方がいらっしゃいました。

専業主夫日記「御主人様はやく帰ってきてぇ><;」


『普天間基地移設問題 サイパンとテニアン島の名前が浮上も否定的な意見聞かれる』(FNN)

引用しましょう。
『官邸筋からは「テニアン島って、どこ?」という声や』

もう一度引用しますね。
『官邸筋からは「テニアン島って、どこ?」という声や』

ええええええええ!?

若いお兄さんのブログも取り上げられてますねぇ。

内容もさることながら、「若いお兄さん」と久しぶりに呼ばれるその言葉に嬉しくなって反応し、コメントまで残してみました。

すると、そのコメントにご返信が付きました。

独立自尊さんこんばんは。 ご訪問ありがとうございます。

前から思ってたんです。
歴史は古代からやるんじゃなくて、今からさかのぼって「なぜ?」「なぜ?」ってやったほうがゼッタイ面白いと。

「なぜ民主党が政権をとったのか?」でもいいし。
「上海の街って近代的でカッコイイんだけど、昔からそうだったの?」でもいいし。
もっと濃いネタなら「イランのアフマディネジャド大統領やベネズエラのチャベス大統領ってわけわかんないんだけど、なんで国民に選ばれるの?」とかも面白そうです。
どのテーマをとっても、何時間でも何十時間でも楽しいおハナシができそうです。

そちらのブログを読んで、やはりそういう授業をしてる先生がいたかーと感心した次第です。
さすが塾高です。
いい先生を囲ってるんでしょうねぇ。
自分のアイデアを盗まれたみたいでちょっと悔しいです。

(後略)

いやあ、私も深く同意してしまいました。そうやって考えた方が身にもなるし、何より考える力が身につきますよね。

折角なので試しにちょっと考えてみることにします・・・。

「なぜ民主党が政権をとったのか?」

1980年代後半以降、東西冷戦が終了し、EUが形成されていく中、グローバル経済という名のもと、市場が単一の国の中のものから世界のどこかとつながるようになってきました。そういった流れをキャッチアップするかのように、特に東アジア諸国やBRICSと呼ばれる国々の国際競争力が急速に高まってきました。これはすなわち日本の国際競争力の相対的な低下を意味します。

一方、1985年のプラザ合意以降の金融政策の結果資産バブル経済となっていた日本は、いわゆるバブル崩壊と共に資産価値が下落し、金融機関は多額の不良債権を抱えるようになり、その処理に遅れたこともあり、日本はいわゆる失われた10年と呼ばれる1990年代を過ごします。

こういったことから国民の間に生まれる閉塞感は、冷戦終結に伴うイデオロギー論争に一応の収束を迎えた政治状況にも大きな影響を与えます。バブル崩壊の混乱や、いわゆる住専問題に嫌気を抱いた国民は、自民党の分裂も影響し、1993年の衆議院選挙の結果非自民政権となる細川内閣の樹立を選択します。ところが政治基盤の固まっていない多くの党による連立政権はやがて崩壊。羽田内閣を経て、長年の仇敵である社会党との連立という禁じ手とも言える手段を使った自民党が政権に復帰します。しかし経済はなかなか回復せず、いたずらに財政赤字は増大し、歴代内閣は最終的に低支持率にあえぎます。

そういった中「自民党をぶっ壊す」と刺激的なキャッチフレーズを掲げ颯爽と登場したのが小泉元首相。物事を端的に表現するパフォーマンスはワンフレーズポリティクスとの批判も浴びますが、わかりやすいその姿勢は総じて国民の高い支持を得ます。この内閣の時、経済運営の司令塔として全幅の信頼を置いたのが竹中平蔵さん。彼の説く経済政策は、当時の世界情勢、日本の状況を考えると経済学的に理に適っていたとも言えるが、それはつまり厳しい国際環境の中で日本が生き抜かなくてはならないと宣言しているようなもの、つまり常に競争に身をさらし、そして勝ち抜かねばならないといったものとも言えました。

当然、それは楽なものではありません。小泉元首相が政権にいる時はその圧倒的な存在感で抑えていたものも、その後の後継者達にとっては、「市場原理主義により、格差社会が生まれ、我々はこれだけ苦しんでいる」といった声に対応することは困難でした。

そんな中で執拗に繰り返されるスキャンダルとか、ちょっとした資質を疑われるような言動の報道。そしてとどめをさすかのようなリーマン・ショック以降の大不況。

そういったことが重なり、今の現状を打破したい思い、そしてちょっと「お灸をすえてやろう」という思いから雪崩現象のように民主党の参議院選挙、そして衆議院選挙における勝利となったのです。これは小選挙区制、すなわち得票数の割合は意味を持たず、ゼロサムゲームとなっていることも、この結果を後押ししました。

つまり、東西冷戦の終結やプラザ合意、そして新しいところでは中国等の台頭とリーマン・ショックと言った国際環境の変化によって引き起こされた日本の経済不振に対する不満、政治情勢の不安定な状況を打破し新たな体制としたいという思いが、民主党政権樹立の力となったといえるということだと思います。

寝ぼけた頭で解答したので、なんだかな答案になってしまいましたsweat01

でもこの答案の後、ではなぜプラザ合意がなされたのか?東西冷戦とは何で、それはどうして起こったのか?とかどんどん話しは膨らみますね。今につながる事象だけに、大変興味深いのではないでしょうか。

やはりこの方がおっしゃっているように、「歴史は古代からやるんじゃなくて、今からさかのぼって「なぜ?」「なぜ?」ってやったほうがゼッタイ面白い」と思います。皆様はどう思いますか?

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コメント

私塾で古典をとりあげて講義しているのですが、
必ず、
「現在」から観て、
自分自身が、なるほど、
という記述に出会うのですが、
講義を受けている塾生も同じことを感じ、
「古典」から
「現在」を論じます。

福沢諭吉もアリストテレスも・・・

大汗…ついこの前まで官製なんとかでしたから。)っといっても今も?でも自分でさえ上のやつをみていて『本当にくだらない事に時間を費やして…もっと他にやることあるだろう』と色々いっても回転が悪いやつばかりで。。。
あっ!返信コメをみてつい。。

本題です。ちなみに賛成です。

日本史を教えていた身からすると旧石器の捏造偽装は本当に許せませんでした…
受験生に、座散乱木遺跡とか教え込んでたんですから…

で、自分も高校出るまでの間に現代史を全く教わらずに来ていますので、今なら遡り講義も面白そうです。

文武両道さん

コメントありがとうございます。

さて、古典を読むと本当に現代に通じますよね。人間という動物の本質は少なくともここ2000年くらいは変わっていないのだと改めて思います。だからこそ、現在から過去を見るにしても、過去から現在を見るにしても、そこは断絶している世界ではなく、連続している世界なんだと思うことが大事なのだと思うのです。

孫子も老子も荘子もローマ帝国のお話しも・・・。

黄色と黒は勇気のしるし♪さん

コメントありがとうございます。

さて、ありゃ、これは何だか当てつけみたいな返信コメントがその後にありましたね・・・sweat01

まあ、どの世界にもそういった方はいらっしゃるもので・・・。結局は自分がどのように処するかが一番大事なんだと思います。

本題にもご賛同いただき、ありがとうございました!

げんきさん

コメントありがとうございます。

多分ちょっとした出来心といったやつだったんでしょう、彼にとって。
確かに誰かを傷つけたりしているわけではありませんし・・・。

でも「虎は死んで皮を残し、人は死んで名を残す」じゃないですけど、歴史というのは人類が歩んできた財産そのものなわけで、そこに個人的な虚栄心から偽造をすることの恐ろしさを彼はわかっていなかったのですね。歴史を研究することの本質を理解されていなかったのだと思います。

確かにそう書いていたら、腹が立ってきましたcoldsweats01

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