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「全1192試合 V9巨人のデータ分析」 を読んで

休みの日の午前を使って、ちょっとこんな本を読んでいました。

この本はアマゾンの内容紹介によると、

「巨人がV9を達成できたのは、王貞治・長嶋茂雄のON砲が打ったからだ、との意見は根強い。しかし、二〇〇八年の横浜ベイスターズは、本塁打王と首位打者を輩出してもリーグ最下位を余儀なくされた。ふたりの最強打者が同一チームにそろうだけでは勝てないのだ。であるなら、相手よりひとつでも多く白星を重ねて、リーグ最高勝率を収めるためには、ONが長打を放つにも打ち方があったはずであり、ONの活躍以外にも何か必勝法があったはずである。それはどんなものだったのか?V9固有のものなのか、それとも野球普遍の法則なのか?「奇跡」とまだ呼ばれたV9巨人の全スコアを現代の視点から詳細分析。川上監督が目指した“野球”の実像に迫る。」
とのこと。

これは、大変興味深い内容が多かったですね。この著者の方のブログのコメントに、この本の読者(?)が

「特筆すべきはONというスーパースターが二人いたということだが、このONを中心に各選手がチームプレーに徹したことである。一番は足の速い柴田、2番はバントの名手土井、3,4番は長打力がありチャンスにも滅法強いON、5番はONの陰に隠れて見劣りがするが勝負強い末次、6番は打率が低いが守備の要(司令塔)の森、7番は堅実な守備のショート黒江で、オーダーは固定されていた~」

と書かれています。実際そのような認識を自分も持っていましたが、この本をよく読むと、それは必ずしもあっていないことがわかります。

なので、ちょっと内容のご紹介を。

勝利の普遍法則は初回リード

V9時の巨人は初回にリードすると勝率が.777。
ここ10年の優勝チームも初回リードの勝率が.774。
逆に初回にリードされると、勝率は3割に届きません。

つまり、初回にリードする野球を目指すのが、常勝チームの構築の第一歩。

そうなると思い出されるのが1番柴田、2番土井です。ところがイメージではコツコツ当てて、四球を選んで出塁していくといったところですが、巨人の初回1-2番打者の特徴は、出塁率にあるのではなく、実は打率と長打力にあるのです。長打率の比較で巨人.420に対して相手は.377。この裏返しとして、初回1-2番の三振とポップフライをあわせた率が、相手チームより高い。つまり積極的にバットをおもいっきり振っていっていたことがわかります。

これは早いうちに、無死、あるいは1死でランナー2塁という、相手にとって守りにくい得点機を演出するのみならず、序盤に良い当たりが多いと、その日相手バッテリーは、それ以降その打者とは勝負しづらくなり、警戒した配球になり、初回以降の四死球率が上がる結果になるのです。つまり「序盤の強打は終盤の果実」となっていたわけです。

そして1-2番が見事両方出塁すれば、初回の得点平均は1.9点となり勝率.743となり、逆に出塁出来ないと0.17点で勝率.540とかなり苦戦することになります。

もちろんON砲の威力も抜群なのですが、その前の1-2番の出塁こそが、V9巨人の勝利を支えていたのです。

下位打線は内野ゴロを狙った

V9巨人の下位打線には、対戦した相手チームの成績と比べて優れた点がふたつ隠されています。

一つ目は、三振をしない、ポップフライを上げないという点。三振とポップフライをあわせた率は特に6-7番だと相手より5分から6分も低いのです。

二つ目は、内野ゴロ率の高さです。こちらは相手チームと比較して3分ほど高くなっています。

このデータはげんきさんが日頃主張されていることにつながりますね。

こうやって相手チームにどうにも息の抜けない、いやらしい打線という印象を与えていたのでしょう。


この他にも見出しだけのご紹介ですが、

・ON砲よりNO砲のほうが勝率は高い
・「長嶋はチャンスに強かった」を検証する
・「5番打者」論
・川上巨人と原巨人を比較する
・初回、3回、6回に先頭出塁せよ
・川上盗塁王国と、王貞治の「王シフト破り」
・犠打、犠飛はどこでどう使われたか?
・試合をつくったV9巨人の先発投手陣
・まとめとして 野球は99%監督で決まる

など興味深い項目が目白押しでした。

単純に野球チーム論として、またはうちのチームもこうあればなんて思いながら読むことの出来る本です。

もし機会あれば、一度ご覧になってみて下さいhappy01

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

東大は岡村監督のとき、2度4位になりましたが、
東大のなかでも長打の可能性の高い打者を
1番から順番に並べていったそうです。

そして当てに行くのではなく振り切ること。

そういえば、江川は初黒星をつけたのは東大でしたが、
このときの監督は、バットを短くもって強く振り切る
バッティングを選手に指示したそうです。

圧倒的戦力の前での作戦ですから
監督の指示にも説得力があります。

今シーズンの塾野球部はメイク・チャンスのときは
思い切りよく、ヒットエンドランも決まりましたが、
そのあとの自縄自縛が目立ちました。

打順を固定して役割を明確にすることも
大切だと思いました。


岡村監督は、野球の能力では殆ど長所のない選手の
数少ない長所を活かす。

野球の能力では殆ど短所のない高田を川上監督は、
高田自身のエラーではないことを承知のうえで、
ある守備機会を口実に2軍に落とす。

高田自身、エリート街道を歩んで1度も挫折したことが
ないゆえに、後になってこの川上の荒療治が活きた。

今、高田が必ずしも戦力が十分といえないのに
2位につけている監督の能力とも関係あるかも?

また読んでみたい本を教えていただきました。海外出張のお供にしますねhappy01

V9の五番打者は随分色々代えた印象があり、そこが気になりますね〜

文武両道さん

コメントありがとうございます。

実はこの本にこんな一節があります。

「川上監督は猫の目打線を敷くことで有名でした。
マスコミからは、これがいつも不評だったようです。しかし、「セオリーや従来の戦法に固執しない野球」を唱え、その日の相手先発に合わせて、「最も効果を上げると思われるオーダー」(川上監督)を日替わりで組んでいたのです。」

自分もV9時は打線を固定していた印象があったので、目から鱗でした。でも実際王さんが4番を打ったり、時には柴田さんが4番を打つこともあったそうで、固定どころか柔軟に打線を組んでいたんですね。

そう見ても川上監督は、ある意味とても魅力的なことをしていたのでしょう。

高田さんの育て方と言い、確かにV9を成し遂げる監督は違いますね。

http://soumu.asahi-u.ac.jp/now/news/20090312/20090312.html

検索フレーズランキング
朝日大学野球部で
なつかしい林君(監督)の写真を発見。

喜多君(コーチ)とともに
懐かしい神宮(全国大会)への出場を期待!

後藤、林、喜多、白村・・・
「慶應野球」と「岐阜」という検索フレーズでは
何が出てくるか?

猫の目打線といえば、バレンタインが有名ですね。
その日の選手の調子を観て・・
という積極策なら賛成。
逆にマイナス思考で替えるのは反対。

柴田といえば、怪童尾崎との対決、
その前は甲子園での連覇という輝かしい実績。

しかし神奈川での法政ニ高と慶應の対決が
凄かった。

渡辺泰輔と柴田勲の対決、
これを制したほうが甲子園。
渡辺泰輔投手も甲子園に出ました。


私は観たわけではないのですが、
高校で投げ過ぎて、入学後、しばらく神宮に
登場しなかったのですが、
立教戦で完全試合、南海ホークスに進みました。

高校の夏の大会後、塾高からすぐに大学の練習に
参加したのは、渡辺投手だけだそうです。

げんきさん

コメントありがとうございます。

ええ、是非海外出張のお供に!5番打者についてもいろいろと書いてありますよ。川上さん、やはりいろいろなことを考えていたのだなあと思います。

文武両道さん

コメントありがとうございます。

「神奈川を制する者は全国を制する」とは確かこの頃から言われ出した言葉だそうですね。
その全国優勝エースを、さくっと俊足巧打の一番打者にしたり、その前のやはり六大学の名を取った高校の全国優勝エースを、さくっと世界のホームラン王にするなど、なんともすごいことを当時の巨人はやっていますよね。
そんな柴田さんとかと伍して戦った渡辺泰輔さん、一度生で見てみたかったですね~。

http://www.hs.keio.ac.jp/clubs/baseball/History_club_11-15.html

柴田勲と渡辺泰輔 死闘の歴史
宇賀山の活躍

慶應義塾高校の伝説を堪能しました。

決勝戦、
柴田・渡辺以来の豪華対決!

既に別欄で「アマの権威」のご指摘通り、
大リーグのスカウトも含め
全国で最も注目される決勝戦。

その実現を願うものの、
「とんびにさらわれる」のでは、
と不安いっぱい。

どうか大学に!

白村君、どうやら直接プロへということになってしまいそうですね。
夏の成績次第なのかも知れませんが…

松岡修造さんも、ご自分の道を選んで途中で塾を出て行かれました。
プロとしてやっていきたいと望むなら、なるべく早くその道に入る方がいいのかも知れませんね。
大学進学が単なる回り道にしかならないのか、それとももっと積極的な意義を見いだせるものなのか、その辺の判断が私にはつかないので、無責任な発言になってしまうのですが。

白村にはぜひ志望届けを少なからず出してほしい。プロに行けるチャンスなんてそうない。もし五年やってだめでも23。そこからまた勉強して大学行ってもいいし、広島の東出さんみたく通信でやればいいと思う。ただ、余りにも体の線が細いなぁ。downそれがいつも気掛かりっすぅ

古くは、あの沢村栄治投手が、慶應進学が有力であったのに
巨人に入った。

それがプロ野球の発展に貢献したことを思うと、
白村君も勢いのある今、プロに入ったほうがいいのかも?

ただ、渡辺泰輔投手が大学に進学し
優勝もし、神宮を満員にした再現も期待したい。

昨年、楽天に入った投手、
ご両親は、慶應進学にこだわったそうです。

慶大卒のブランドは、野球を辞めても活きるし・・・

西条のエースも五分五分だとか・・・
尊敬する先輩がプロに入って、1年でクビになったとか・・・

白村君のご両親も複雑でしょう・・・

斎藤君は、自分を客観的に評価できるセンスをもっている
と早稲田OBは言っていました。

田中君のようにプロにいきなり行っても通用しない。
球威で勝負するより投球術で勝つ自分のピッチングを
磨き上げることを大学で修練する道を選んだのでしょう。

高卒ルーキーで堀内、松坂、田中と
名前を挙げられるのは数少ないですから・・・

文武両道さん

コメントありがとうございます。

あの当時の神奈川球界は、慶應と法政を軸に動いていたようですよね。昔はその熱を聞く度に羨ましかったのですが、今はこうして再び熱く語る状況が出来て、本当に嬉しいし、またありがたいと思いますよね!
くれぐれも、塾高野球部の方々におかれては、自分たちにとって悔いの無いように、全力を出し切れるよう、お祈り申し上げています。

文武両道さん
あごらさん
黄色と黒は勇気のしるし♪さん

コメントありがとうございます。

本当は記事を立ち上げようかと思ったのですが、大会前ですし、ここまで(コメントの下の方)ご覧頂けるある意味ディープな方々にお読みいただければと思い、こちらのコメントに記入させていただきます。

白村君のプロ入り問題、自分のスタンスとしては、「自分が本当に行きたいと思うのなら行けばいい」というところです。但し、ちゃんと通用するのであれば。

私が思うには、彼の素質、すなわち骨盤がしっかりと割れる、右足の膝がタメを作ることが出来る、両腕の長さ、右腕のしなり、どれをとっても素晴らしいと思います。これはなかなか得られるものではありません。

ただ、メンタル面においては疑問符を付けざるを得ません。プロの世界は勿論育成があるとは言え、競争の世界。素質を持ったみんながアピールする機会を虎視眈々と狙い、時にはチーム内でも蹴落として、競争を勝ち抜いていく世界です。
そんな時に彼は、気持ちに揺らぎがありすぎるような気がします。味方がエラーをしたときに、過剰にカバーしようと意識するところ、全国に名が知られると研究されるだろうから、フォームを改造して見えにくくしようと拘ってしまうところ、報道陣からコメントを求められるとどうしても相手の期待しているコメントを言おうとするところ、などなどです。

これは若者であれば当然で、大人になるとは、つまりは自我の確立、自分というものにしっかりとした芯を通すことの作業だと思いますから、その過程を踏んでいる段階だと思うのです。

つまり、彼は素質としてはプロに入りうる体を作り上げたものの、心は普通の高校生と歩を同じくしているように思えるのです。

であれば、きったはったの競争社会に入り、もしかしたら大きな挫折を味わってしまうかもしれないよりは、大学生活を送っていく中で、自分の自我という物をより強固な物に作りあげる時間を取った方がいいように見えるのです。

もっとも、高校生はある日突然成長することがあります。もしかして夏の全国制覇でもしてしまうと(大きく出すぎでしょうか?)、メンタル面でも急激な成長を遂げるかもしれません。この意見は、あくまで春までの白村君を見た場合のことです。

まあ、そんな訳なので、取り敢えず今は温かい目で彼の成長を見守るしかないと思います。多分ムリですが、願わくばマスコミも彼をそっとしてあげておいてほしいですね。

プロに行ってほしい、大学に行ってほしい
という願望ではなく、
本人のために、貴重なアドバイスと思います。

神奈川の高校野球の歴史に残る
戦いをしてくれること、
期待をもって見守りたいと思います。

白村君のプロ入り問題で私の心も?揺れています。
プロ野球そして大リーグ(私の勝手な願望)を目指すのだとしたら、若い方がいいのでしょう。

ですが大学生活で得られるものも多いはず。お金では買えない新しい仲間や価値観との出会い。

それに、大学で教員免許を取得しておけば、いざという時には、お父様と同じ道を歩めるのではないかしら。

何か目標があれば、さらに四年間、文武両道を目指して頑張っていけるかも。

とにかく白村君の幸せを祈っております。

フレフレ様が仰っているように、一番身近に相談できる指導者がいるから、よく相談して。
それより白村君か横浜の筒香くんどちらかが、少なからず甲子園でプレーできないって、甲子園ファンとしたら残念です。今年の神奈川の球場はスカウトがネット裏総陣取り状態かも…

スカイAのアマチュア野球。クリックすると、オヤ?みたことある選手にみたことあるスコアーボードですねー。

かつて法政二高の田丸監督が、
「慶應の渡辺を打ち崩さないと甲子園はない」

今年、同じ気持ちを他校の監督は持っているはずです。
「慶應の白村を打ち崩さないのと甲子園はない」

大学では早稲田が同じ言葉をかつて言っていました。
「慶應の渡辺を打ち崩さないと優勝はない」

白村君が大先輩、渡辺泰輔さんの
アドバイスを受けられたらいいのに・・・

もうアドバイスされているかも?

神奈川新聞の記事では、
もう本人はプロ入りの気持ちみたいですね。

こんな記事を見ると、
プロに行かせてあげたい、というフアン心理にも
なりますが・・・

マスコミ的には早実からプロ入りした荒木
と同じくらいのニュースバリューがありますから。

またプロ側も慶應大学を蹴って入団、
となれば興行的にもプラスでしょう。

純粋に彼にとって、どの道がいいのか、
判断に困りますが、商業主義に翻弄されるのだけは
避けてほしいです。

フレフレ少女さん

コメントありがとうございます。

フレフレ少女さんのコメントって、本当に温かみが直に伝わってくるような感じがしますよねheart04

「とにかく白村君の幸せを祈っております」

まさに、その通りですね!若いから大いに悩み、頼りになる人がたくさんいらっしゃるのだから周りに相談し、彼にとって素晴らしい道となればいいですねhappy01

管理人様

白村君に限らず、選手のことはまるで保護者のような気分で、心配したり応援したりしています。
選手からは感謝されることもありますが、うざく思われていることも多いはず。

仲間には言えない愚痴や弱音を言ってくる時もたまにあります。

自分自身、ここに至るまで山あり谷ありでしたし、この先もどうなるかわかりません。ただ夢は諦めては行けないと思います。


将来の夢を語ってくれた時の彼らは本当にピュアで、私はその実現のためならばいくらでもお手伝いしたくなります(余計なお世話だ〜)。

フレフレ様。どうぞ、選手の親代わりとして、色々とアドバイスしてあげてください。そして下宿している選手も多いと思いますから、食生活面でのサポート等できる範囲でお願いします。彼らが将来今を振りかって、あなたがしたことをきっと感謝するでしょう。間違いなくshine

神奈川高校野球ステーションをみていたら、今の3年生が生まれた年の大会特集が。もうアレからそんなに年月が経ってしまったのですね。大成さんには西武の大宮開催に多大なる力を発揮していただいて感謝。副島さんはあのお店で感謝。残るは…もう一花咲かして欲しいですね。

フレフレ少女さん

コメントありがとうございます。

特に高校生くらいの年齢の男って、人から心配されることが嬉しいのですが、逆にその想いを受け止めきれなくて、ポーズとしてうっとうしそうにすることがあります。でも、その気持ちには感謝していることが多いので、どうぞ気になさらないでください。

PL学園の本の記事にも書きましたが「夢は逃げない 自分が夢から逃げるだけ」、とてもいい言葉だと思いました。野球部員の子たちも、そしてもちろんフレフレ少女さんも疲れたときはちょっと休むとして、夢からは逃げないように頑張ってもらいたいなあと思いますね。

黄色と黒は勇気のしるし♪さん

コメントありがとうございます。

確かに平成21年ですから、ちょうど平成3年の頃を思い出せばいいのですね。時が経つのは早いものです。
大成くんの最近の西武での活躍は本当に嬉しいですね。社会人ノックなんて、本当に野球ファンの夢みたいなところですから。変なイベントで集めようとせず、野球好きを集めようとしてくれているところに、彼のポリシーを強く感じますね。これからも頑張ってほしいですね。
勿論、副島くんやもう一人の人も。

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