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法政大学、全日本大学野球選手権優勝おめでとう!

今日は家でダラダラと過ごしていて、拙ブログの返信を始めたところでふと思い出しました。

そうだ!今日は大学選手権の決勝戦だと。そのとき、大体14時30分。

もしかしてCATVで放送しているかもと思い、つけてみるとJ-SPORTSで放送していました!

なので、8回表からのテレビ観戦となりました。

7回まで富士大学の連投のエース守安君が1安打ピッチングで、1-0と富士大学がリードの場面。

8回表、法政の攻撃。まず先頭の亀田君がきれいなセンター前ヒットを放ち、無死1塁。ここで代走に中尾君を送り、今井君の代打に喜多君を。そして、喜多君はきっちりと送りバントでランナーを進めます。ピンチバンター(?)だったのですね。この攻撃が後でいろいろな伏線となります。続く主将石川君が死球で出塁。1死12塁。松本哲君の代打土井君が叩きつけるような打撃で三塁へ。富士大学の三塁手吉田君がグラブに当てるものの、はじきます。ここで2塁ランナー中尾君、3塁を回ろうとします。しかし富士大学もショートの川中君がしっかりバックアップし、すかさず3塁へ送球!中尾君が慌てて戻り、間一髪のタイミング!そしてセーフ!吉田君(多分)がタッチをベースに行ってしまいました。フォースプレーの場面ではないので、走者にタッチをしにいくべきでしたね。
そして、続く亀谷君が粘った後レフトに浅い飛球。しかし敢然と中尾君が本塁へ!ここでレフト濱川君が焦ってしまい、助走をつけて捕球したはいいものの、本塁へ大きくそれる送球をしてしまい、中尾君が生還!1-1の同点となります。この回は同点止まり。

8回裏、二神君は1死から一人ランナーを出しますが、落ち着いて無得点に抑えます。

9回表、多木君がこれまたきれいに引っ張り、ライト前ヒットで出塁します。ここで続くは4番あの松本雅君。慣れないバントを行いこれが1塁線に小飛球。万事休すかと思いきや投手と一塁のちょうど中間点に飛び、一塁手古川君が飛び込みます。これがちょうどファーストミットに少し当たり、はじいてしまう結果に。ボールはホームベースの方に転々と転がり(記録はヒット)、一転して無死12塁と法政のチャンスに。続く5番佐々木君が同じくバントで送ろうと初球をバントしますが、またもやキャッチャー後方に小飛球。捕手のジエゴ君が飛び込みますが惜しくも届かず、ファウル。
ここで金光監督が動き、佐々木君に代打で大八木君を送ります。打席に入った大八木君は、バントの構え。きっとこの場面、投手も捕手も内野も、そしてテレビの実況も解説者もピンチバンター(?)として大八木君が起用されたと思ったでしょう。守安君が割と素直な直球を投げます。ここで大八木君が一転バスターでバットを引き、見事右中間を抜くタイムリー2塁打!!1点を勝ち越します。ここで攻撃の手を緩めない法政は叩きつけるバッティングを繰り返し、中尾君の一塁内野安打で1点、喜多君のサードゴロで更に1点。そしてとどめに成田君が二塁打を放ち、この回4点のビッグイニングを作り出しました。

そして9回裏二神君は完璧なピッチングで三者凡退に抑え、見事日本一に輝いたわけです。

この8・9回、共にベンチの采配が光りました。8回のピンチバンターと代走、9回のバスターの場面です。共に確率論から導き出された作戦に見えます。バントの成功の確率、ゴロを転がした時の走者の走力、無死12塁で、いかにもバントをしそうな打者が出た時の相手の投球、お見事!と言いたくなるような采配でした。解説の方が「金光監督も指導方法で大変悩まれた時期があったので、こうして日本一になるのは感無量でしょう。」とおっしゃっていたのが印象的です。

よく塾野球部で問題になる「ビッグイニング」の作り方、確かにヒントがたくさん転がっている試合でした。いろいろな要素が詰まっていて、89回だけのテレビ観戦でしたが、大変楽しめた試合でした。さすが決勝戦といった試合でした。

法政大学野球部のみなさん、日本一おめでとうとございます!

秋はわれらが塾野球部が巻き返してみせますので、どうぞよろしくお願いします

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野球」カテゴリの記事

コメント

さすがによく観察なさっていますね。

法政OBは
「7回まで観察する、8、9回で決める」

その通りになって唖然!

東大が岡村監督のとき4位になった。
そのとき選手に言ったそうです。
「ベンチにいるときが勝負だ」

打力、投手力、守備力、
すべて観察力が備わってこそ・・・

法政を飯田橋体育大学と揶揄する学校のほうが、
野球脳は学ぶできですね。

法政、春の頂点おめでとう
今シーズン見せつけられた強さは本物ですね〜 昨日の準決勝を見ていて、そつないなー試合展開が強いなーこれはこのまま優勝に足りるなーと思ったものですが、決勝でも一定の力は発揮できたようですね。

二日続けてここぞのタイミングでの中尾くんの起用が印象的ですね〜
決勝では、特にリーグ戦での控え組が試合を動かした、というところを見習いたいですね

秋は負けたくないぞ

文武両道さん

コメントありがとうございます。

法政OBの方が「7回まで観察する、8、9回で決める」と仰っていたとは、すごいことですね。斎藤君の攻略と言い、法政には相手の攻略をする何かメソッドがあるような気がします。

慶應のシンキングベースボール、もう一回基本に立ち戻って、試合前のシンキング、試合中のシンキング、試合後のシンキングを磨いて欲しいですね。

げんきさん

コメントありがとうございます。

法政には強さを感じましたね。おっしゃるように、控え組が力を発揮した優勝だと思いますが、法政の応援板では春が始まるまで「金光監督は練習も余り見ないでさっさと帰るからチームを把握出来ない」なんて言われていたんですよね。あの仕事の大変さを感じます。

秋は「負けたくない」ではなく、「負けない」と言いたいものですね

土曜は、都合により、日比谷は断念。日曜は。。。な気持ちの中携帯でチェックしてました。ちにみにこれからNHKでもあるので観ようかと。
追記、こちらの方法政のご出身でとても熱のあるかたです
http://tokyorokudaigakuhosei.livedoor.biz/
…で塾高応援のNさんとってでてくるんだが、どなただろうか…

あっ。管理人さんがコメントを公開されていて、Nさんでてました。。。

NHKの放送、見ました。
選手の起用、表情を観たくて・・・

佐々木君、緊張し切っていました。
代った成田君、「俺がやってやる」
という緊張ではなくやる気満々の表情。

このあたりの選手起用、
結果論ではなく、金光監督の采配の勝利、
解説者の説明に納得。

成田君ではなく、大八木君でした、
それにしても管理人さんの記憶力、観察力
凄いですね。

私は、たった今、確認のためテレビをつけたのに
ミス。

ただ成田君の印象も強かったのね・・・
言い訳!

日刊の矢島さんのコラムが更新されていたので
http://www5.nikkansports.com/baseball/yajima/001/20090615_80061.html
富士大の投手、いわば小室くんみたいな感じだったんですね。

黄色と黒は勇気のしるし♪

すごく面白い。
やっぱり、大八木君の表情が物語っていました。

代打で出たとき固くなるのか、
やってやろうと思うのか、
その違いは大きい。

ごめんなさい
「さん」をつけるのを忘れて、失礼しました。

よくミスします。
コピーしたあとのフォローミス。

また面白い情報、載せてください。
黄色と黒は勇気のしるし♪さん

今日やっと仕事から帰って、大学選手権決勝のNHK録画を見れました。
紙一重でしたがやはり最後を分けたのは総合的なチーム力というか、法大は代打や代走に出た選手がその役割を果たし切り、得点につなげる。一方の富士大は健闘しながらも9回表のバントの小フライにしても、待って捕球するという判断ができなかった(個人的には無理もないプレーで一塁手の責任ではないとも思いますが)ことに象徴される際どいプレーの選択の差と、4点を追う9回裏、先頭の今日2三振の九番打者に送る代打がいないという選手層の差が、勝負を分けたと思いました。
それにしても法大は、4年生がよく試合を引っ張っている印象ですね。確かにこの大会での当たりはよくない選手もいましたが、4年生がよくフォローしているからこそ、1年生の選手がミスを気にせず力を発揮でき、引いては全選手が持てる力を十分に発揮できている、そういうイメージです。

この秋、慶應が優勝を目指すためには、打倒早稲田に加え打倒法政が必要になる訳ですが、これまで持てる力を十分に発揮できずにきた慶應の4年生選手の活躍に期待したいと思います。

黄色と黒は勇気のしるし♪さん

コメントありがとうございます。

コメント欄によく掲示板で拝見する方のお名前がありましたねあの方の、特に幼い頃の写真は本当にかわいらしくて、また早稲田にご子息が合格された時のほほえましさもあり、よくブログは見ておりました。
今回のことも読んでいて、他校ながらなんだか幸せな気分にさせてもらえました

文武両道さん

コメントありがとうございます。

大八木君を1ストライクから起用したこともすごいと思います。それと共に、相手が単調にストレートでストライクを取りに来ることを読み切り、バスターを仕掛けた作戦。バットを引いた瞬間に思わず声をあげてしまいました。コロンブスの卵みたいなもので、終わった後に解説は出来ますが、その刹那で思いつき、しかもそれを実行する監督と選手にすごみを感じた一瞬でした。このヒットの時はまだ1点差をつけただけですが、そのとき法政の勝利を確信しました。

テレビで観ていて、観客席から見えない
監督、選手の表情が物語る。

まさに法政OBや岡村教授(監督)が言っていた
観察力が見えます。

「ベンチにいるときが勝負だ」
それが控え組の8、9回に生きたのでしょう。

秋には新谷君、湯浅君など勝負所で使ってほしい。
高尾君もケガを治して・・・

「法政は層が厚いから」と言ったら、
法政OBから3人の名前を挙げられたので・・・

文武両道さん

コメントありがとうございます。

その3人はいずれも塾高時代、ここぞと言う時に何かをしてくれた選手たちですね。そういった何かを持っている選手たちには、何かを期待してしまいますよね!

今後の彼らの活躍に期待していきましょう!

黄色と黒は勇気のしるし♪さん

コメントありがとうございます。

矢島さんのブログ、いつもながら面白いですね!小室君のような選手って、他にももっといるのかもしれませんね。現ソフトバンクの久米投手もそうですからね。
興味深い記事のご紹介、ありがとうございました!

中之庄さん

コメントありがとうございます。

いつもながら本質を射貫くような目線、ありがとうございます。確かに六大学には「選手層の厚さ」というのを常に感じますね。
今季は早稲田、法政、明治に1勝も出来なかったわけですから、打倒!早稲田、法政、明治と3校もあって大変です

でもきっと彼らのことだから何かを見いだし、秋は活躍してくれると信じたいと思います。秋も楽しみですね!

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