「さあ、行きますか 楽しい音楽の時間デス」
1回限りで終わってしまわないか心配だった企画も、おかげさまで2回目を迎えることが出来ました
さて、この類の台詞はいろいろな場所で使われていますが、印象深かったのは、シュトレーゼマンが指揮で千秋がピアノ奏者でラフマニノフのピアノ協奏曲2番を始める前の、舞台に出る寸前にシュトレーゼマンが言った言葉が
「さあ、行きますか 楽しい音楽の時間デス」
でした。
この曲をやるぞ!と弟子の千秋に言ったシュトレーゼマン。指揮者を目指す自分がなぜ?と聞くと、ピアノ科の千秋が弾いて何がおかしい?と。自分の指揮のもとで、ピアノの演奏を出来るなんて、滅多に出来る経験・勉強ではない。半端は許しませんと言われます。
その後オーケストラと合わせて演奏したら、みんなは「さすがうまい!」と言っているのに、シュトレーゼマンは駄目出し。そんなわけでいろいろと厳しいやりとり(もうちょっと書こうと思ったら、そこで出てきた言葉が次に触れたかった言葉でした)を経て、いよいよ演奏当日。自分なりに魅せる演奏をしようとしている千秋に向かって言ったわけです。
準備段階では、もう死に物狂いで考え、悩み、試し、また迷いといったことを繰り返します。更には自分の身にふりかかるいろいろこともあります。
そんな段階を経て、いざ本番!という時には、あれこれ言わず、いろいろ苦労したら苦労した分だけ跳ね返ってくることを信じて、「楽しい音楽の時間」と言うのでしょう。
これを読んで以来、自分では何か大事なことをする直前には「さあ、行きますか。楽しい仕事の時間デス」とか考えるようになりました。これって、結構ポジティブな気分になるんですよね。昨年の試験直前にも
「さあ、行きますか。楽しい試験の時間デス」
と一人心の中で考えたことが、覚悟を決められた要因だと思います。
野球もそうですよね。練習では困難なことに取り組み,考え、悩み、迷いといった感情もたくさんでてくるでしょうが、実際の試合の時は、そんなことは忘れてポジティブにしていかないと。
「さあ、行きますか。楽しい野球の時間デス」
ってな感じで、夏の大会も臨んで欲しいですね。やはりエンジョイベースボールですね!
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コメント
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ええ、正に"enjoy baseball"の精神そのものなんでしょうね。
辛さや苦しさや悩みを乗り越えたところに、真の楽しみが待っている。
舞台(あるいはグラウンド)に立つときには、そういったものを吹っ切って、
肩の力を抜かなければ…ですよね。
投稿: あごら | 2009年6月20日 (土曜日) 02:20
そうですね。東京駅であのカツサンドを買った瞬間、自分も『さー行きますか』って気分になります。(確か管理人様も華陵戦でとりあげていらっしゃたかと)。ちなみに飲み物は…ブラックコーヒーなんて飲んだらいかんぜよ!!
投稿: 黄色と黒は勇気のしるし♪ | 2009年6月20日 (土曜日) 23:44
あごらさん
コメントありがとうございます。
のだめってよくよく考えてみると、結構エンジョイベースボールに通じるようなことを言っていることが多いんですよね。
お好きな方が多いのもよくわかる気がします。
事前はとことん練習して考えて、試合になったら楽しい時間を過ごさないと!ですね
投稿: 管理人 | 2009年6月21日 (日曜日) 01:19
黄色と黒は勇気のしるし♪さん
コメントありがとうございます。
はい、あのとき(昨春の対華陵戦)は準備万端のつもりでカツサンドを食べました。ブラックコーヒーではなかったものの、紅茶を飲んだ気がします。これからは牛乳やカルピスウォーターなど、色にも気をつけないとですね
投稿: 管理人 | 2009年6月21日 (日曜日) 02:21
何だかまたのだめづいてしまって(変な言い回し…)、録画していたDVDを
引っ張り出して見てしまいました。
やっぱり、音楽の使い方がいいですねぇ。
シュトレーゼマンは、若い頃の回想シーンでは白人男性が演じてましたが、
アニメのシュトレーゼマンを見て推測する限り、原作イメージはこんな感じ
なのでしょうね。
それがどうして年喰うとあぁなる?(竹中氏の扮装)と思いました(笑)。
ビエラ先生やオクレール先生みたいに吹き替えで、というわけにはいかな
かったんでしょうかね。
彼はドイツ語喋ったりしなかったのでまあよかったですが、エリーゼの
ドイツ語(千秋のも)はちょっと…
どうせ日本語を話させてしまうのだったら、無理にドイツ語を喋らせなく
ても、と思いました。
こういうところは、逆にマンガなら生じない問題ですよね。
うーむ、やっぱり原作を読むべきか???
でも既に20巻を越えているんですよね…
投稿: あごら | 2009年6月21日 (日曜日) 17:14
あごらさん
コメントありがとうございます。
そうですよね!実は自分の記事に自分で煽られて、最初から見始めてしまい、現在はスペシャルの第1編の途中まで来ました
シュトレーゼマンの違和感はご本人が数々のインタビューでもおっしゃっていました。確かに指揮だとか外見だとかはめちゃくちゃですが、軽いところと深いところがギャップ無く同じ人物に同居している部分を表現するのであれば、結構合っていたのかなあとも思いました。でもその後、特にコミックの20巻のシーン(これで不覚にも涙が出てしまいました)はさすがに竹中さんじゃ苦しいかなと思いますが。
エリーゼのドイツ語はすさまじいですが、まあ一生懸命みんなでドラマを作っているのはわかりますよね。BGMもほぼクラシックのみにしていますし、スタッフのこだわりと情熱が感じられたドラマでした。
でもおっしゃるように1)語学がありえん 2)頑張ってはいるものの、奇跡の演奏には聞こえない 3)天才奏者にも見えない といった難点もありますので、是非一度原作をご覧いただくことをお勧めします。最近作者の体調の問題でペースが落ちているので、きっと追いつけますよ
投稿: 管理人 | 2009年6月22日 (月曜日) 02:06
近所の駅の改装記念式で近くの中学の吹奏部が演奏することになっていた。しかし自粛ということで市長の挨拶のみ。楽しい音楽はありませんでした。
何より練習してきた中学生がかわいそう!
甲子園でも晴れの舞台で演奏できない吹奏部、
もしかして、きっと・・・神宮も!?
楽しい音楽まで自粛というのはどうでしょう?
妻も恩師であるオランダの高名な先生に
そう言われて、昨日演奏会。
自粛が強制まで行くと・・・
これは「欲しがりません勝つまでは」
の戦前と同じで
楽しい音楽が消えたのも同じ。
投稿: 文武両道 | 2011年4月 3日 (日曜日) 07:35