WBC 2次リーグ順位決定 日本対韓国戦の良かった点
今日の韓国との試合は6-2と快勝でした。
でも勝ったという事実以上に、良い点がいろいろあった試合のように思えます。
1)足を使った攻撃が出来た
城島選手、亀井選手、岩村選手、片岡選手の盗塁、稲葉選手のヒットエンドラン、青木選手のドラッグバント、岩村選手の好走塁で本塁生還など、ようやくこのメンバーを揃えた意味が出たかのような攻撃でしたね。だから最初に書いたようにこの打順はとっても好みだったんです。いずれにせよ、この攻撃を後のない、緊迫した試合で出せるかが大事です。ただ、それをこういった実戦の場で出来たことに大きな意義があったと思います。
2)今まで登板機会の無かった投手を登板させ、経験を積ませることが出来た
山口投手が好投できたのは、先日登板して雰囲気に慣れていたからだと思います。今日登板した小松投手、内海投手もこれで慣れが出てくるのではないでしょうか。
3)イチロー選手の精神的な負担が減った
今日の試合後のコメントで青木選手に対して、「あれは青木の頭と技術。すごい。本当にいい選手ですよ。」と。また、村田選手の負傷について「残念。これ以外に表現はない。これはもう戦力がどう、ということではない。」と述べています。これは俺がやらねば!と深刻に考え込んでいた状況から、チームの一員として時にはチームから力を貰い、時にはチームの為に貢献するという気持ちになった、すなわち One for All,All for Oneの気持ちになったように思えます。自分だけで抱え込まず、周りの仲間と気持ちを共有できるのがチームの良さですからね。最後の二塁打も振り切っていないのが少し気にはなるものの、ちゃんとバットに乗せることが出来ていたので、復調間近でしょう。守備でも良い動きになってきました。
4)相手の4番打者を抑えきった。
今までいつもキーマンとなっていた韓国の4番金 泰均(キム・テギョン)を無安打、2三振に抑えたのは、次に当たった場合に効いてくれることでしょう。
5)大事な投手を打てた
韓国の監督は投手を温存したのでとありましたが、北京での日本キラー金 廣鉉(キム・グアンヒョン)と、抑えの呉 昇桓(オ・スンファ)を打ち崩したのは大きいですね。これで、大事な時に相手が使える投手は、奉重根と林昌勇となりました。もし決勝で5度対戦することがあれば、彼らの攻略に全力を尽くすのみです。
村田選手の離脱は残念な限りですが、その代わりに広島の栗原選手が加入し、決勝ラウンドに臨みます。これだけの選手たちが、今まさに気持ちを一つに戦っている姿は本当に感動ものです。彼らの実力の高さも込めている気持ちの大きさも、大変なものです。ただ、まじめな選手・首脳陣が多いだけに、局面が膠着状態に陥ると固まってしまうことが今まで見受けられました。今日のような、足を大いに使った攻撃を仕掛け、決勝ラウンドでも持てる力を大いに発揮して欲しいですね。
頑張れ!日本チーム。
« お彼岸とミカン | トップページ | 甲子園初戦まであと少し »
「野球」カテゴリの記事
- 平成28年春季東京六大学野球 対法政大2回戦(2016.04.10)
- H27秋季東京六大学野球 慶早野球試合2回戦(2015.11.01)
- H27秋季東京六大学野球 慶早戦1回戦(2015.10.31)
- H27秋季東京六大学野球 対明治大3回戦(2015.10.19)
- H27秋季東京六大学野球 対東京大1回戦(2015.10.03)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: WBC 2次リーグ順位決定 日本対韓国戦の良かった点:
» 2度ある事は3度なかった!!韓国に6−2で勝利!!=WBC日本代表 [スポーツ動画ニュース]
ワールド・ベースボール・クラシック第2ラウンド1組の1位決定戦で、日本は韓国を下し、62で韓国に勝利し1位通過を決めました。今回のWBCでは韓国と4度対戦しましたが2勝2分けのイーブンとなりました。2戦目と3戦目、日本は韓国に2度負けましたが3度目も負けとはならず2次ラウンドを1位で通過し、準決勝でアメリカと対戦します。...... [続きを読む]
こんにちは
そうですね。今まで控えだった選手をつかって、ことごとく結果を出しました。
「ムネリンをなぜ使わない!」という声が相当あるようですが・・・。
それはさておき、中継ぎの山口が使えるとなると継投のやりくりが楽になりますよね。
(フル回転してもらいましょう。)
イチローの調子ですが、なかなか上がってこないですね。
スイングは東京ラウンドの時に比べて、だいぶ鋭くなってきてるとは思いますけど・・・。
よく短期決戦(日本シリーズ)で、1人だけぜんぜん打てないという事がありますよね。
(去年のイ・スンヨプ)
弱気ですけど、こういうのはある程度計算に入れておかなければならないのかもしれませんね。
村田選手の怪我ですがとても心配しています。
シーズンに影響なければいいのですが。
栗原選手は、ノーマークでしょうからダークホースになるかもしれません。
本当に楽しみです。
投稿: rom | 2009年3月21日 (土曜日) 03:45
romさん
コメントありがとうございます。
こうやっていい選手の使い方が出来たことによってチーム内の雰囲気もよくなってくる気がします。ムネリンもサードを守るのでは?という噂が流れたりしていますね。東京ラウンドの練習の時、観客席に聞こえるくらい大きな声を出して練習していた姿が印象的だったので、大いに活躍して貰いたいなあ。
栗原選手は、選から漏れた日に、こういった場で練習できたことに対する感謝の言葉を言い、帰り際まで篠塚コーチの教えを受けていたようです。その姿勢に惚れました。こういった気持ちの選手だから、きっと活躍してくれると信じています。
決勝ラウンドでの日本チームのさらなる活躍に、益々期待したいですね!
投稿: 管理人 | 2009年3月22日 (日曜日) 02:04