げんきさんから「多事争論 -昨今の経済情勢と政治のあり方- ってほどでもありませんが・・・」で、とても力のこもったコメントを頂きました。負けじと書こうとしたら長文になってしまい、こちらの新規記事にしてしまったわけです。
もし良かったらご覧下さいませ。
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げんきさん
あけましておめでとうございます。
さて、コメントありがとうございます。
どの時代でも若者は特に不正を憎み、正義を求める傾向があると思います。なので革命家と呼ばれる人たちは若者が多いですよね。明治維新の時の新政府、フランス革命の時、チェ・ゲバラなど、どれもみんな30代前後が主力だったはずです。
ナチスドイツが勃興してきたのは正にその機運でした。実は昭和維新を叫んだ青年将校たちもこの機運です。
世の中は複雑に絡み合っていると言えます。これを利害と言ってしまえばそれまでですが、しがらみ・腐れ縁なんて言えばそんな感じもしてきます。
そこに横たわるいろいろな矛盾、硬直化したように思える社会体制を見た時、どうしても意志決定の正しさと早さ、そして清廉さを求めたくなってしまいます。
なので独裁体制がその国で支持されることも多々あるのだと思います。ヒトラーも違う目で見れば質素な食生活、女性醜聞の無さ、子供(勿論ゲルマン民族ですが)を可愛がる、仕事に一生懸命だったわけです。東條英機にしても、大変質素な暮らしをしていて、確か遺産も殆ど無かったはずです。
でも普通に考えれば矯激に過ぎる行動に走ってしまい、国民を、世界の人びとを塗炭の苦しみに陥れました。
だからこそチャーチルは
「これまでも多くの政治体制が試みられてきたし、またこれからも過ちと悲哀にみちたこの世界中で試みられていくだろう。民主主義が完全で賢明であると見せかけることは誰にも出来ない。実際のところ、民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。」
と逆説的に、民主主義は時間がかかる、責任の所在が不明、利益誘導型になりやすいとの問題はあるにせよ、コモンセンス(常識)が発揮されるような政治を行うには結局これをうまく運用するしかないのではとしたのだと思います。
また、特定地域の利益誘導と言えば大変悪く見えます。まあ代表的なのは田中角栄と新潟ですが、それも政治と言えば政治です。彼が働いた結果、関越自動車道は出来、上越新幹線も出来た。あんな豪雪地帯に。それが新潟の民をどれほど勇気づけ、そして継続的な経済的な効果をもたらしたのでしょうか。ここで雇用が発生し、需要が発生するようになったら、正に経世済民が為されたとも言えます。だからこそ田中角栄は支持され続けたのだと思います。どこかの政党ではありませんが「生活第一」と言った時に、それを地元の為にその通りに考えて動いた政治家だったとも言えると思うのです。
(本当は選挙民を前にした演説で「ここにいる代議士になんでもお願いしてください。だってみなさんが育ててくれた政治家でないですか。せっかく育てたんだから使わないともったいない。もし彼が出来なくてもうちの派閥はどんな専門家も揃っているから、きちんと対応できるんです!」みたいなことを言っていたはずなので、その文を探していたのですが、見つかりませんでした。が、こちらのページに田中角栄論みたいなのが載っていて参考になるので、ご興味あればクリックしてみてください)
なので自分としては各地域の発展を論ずる場所と、国家機能、すなわち外交・軍事・治安は分けて選ばないと機能しないのではと考えています。上院-外政、下院-内政みたいな。この形で衆議院、参議院が機能しているならいいのですが、今はカーボンコピーだから、ただの無駄に見えてしまいますね・・・。まだ戦前の方が、貴族院と衆議院だったので、役割分けが出来ていたのですが。
雇用対策について、需要を作り出すより雇用を直接作り出すというお考えは確かに一つのアイディアですよね。実は自分もニュースキャスターがしたり顔でこの派遣切りを憂いたコメントをする度に「そんなにかわいそうだと思うなら、自分の個人事務所や、テレビ局で雇用してあげればいいじゃないか」なんて毒を吐いていました。
でも直接雇用は、継続的に多額のお金がかかります。またどうしても公務員は競争に晒されない分、既得権益の保持・官僚の無謬性に走るところがあり、結果として非効率的な体制が作られてしまうところがあります。
出来れば足し算であるよりは、掛け算、指数計算に持っていきたいわけです。「所得倍増計画」のように。
どんな政策を講じたら経済の波及効果、相乗効果が生まれるか、これを考えることこそが日本としての喫緊の検討課題だと思います。これは今までの経済活動以上のことをしようとしているわけですから、国民そのものや、国民から持ち上がった政治家そのもが一生懸命考えるべき問題です。その議論が全く持って低調なところが残念なところですね。
なんて長文になってしまい申し訳ありません。まあ、そんな感じでいろいろ考えるのも楽しいものです。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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