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2008年8月

残念!星野ジャパン

金メダルしかいらないと言って戦地に赴いた星野ジャパン。結果的にはメダル無しというとても厳しいものとなりました。
間違いなく、監督も選手もあれだけの素晴らしいメンバーが一生懸命、それこそ我が身を捨てて勝利のために頑張っていました。しかし、敗戦。私が思うに2つの問題点があったと思います。

まず、一つは審判を第一戦で敵に回してしまったこと。ロス五輪の全日本監督で、法政大学の黄金時代を気付いた松永さんが以下のように仰っていました。

 日本は銅メダルも逸した。悔しいし、残念でもあるが、それ以上に憤りもある。ロサンゼルス大会以降、アマチュアが苦労を重ねて積み上げてきた成果が、最後の最後に崩れてしまったからだ。

 敗因はいくつもあるだろうが、私はオールプロの彼らが、最後まで「箱庭」から抜け出せなかったからだと思っている。プロの彼らは整った環境下で、年に140回ほども同じ相手と繰り返し戦う。だが、五輪は違う。異なる野球文化で知らない相手と戦わねばならない。自分の庭でいかに秀逸な技能を誇っても、それを五輪でも発揮できるかとなると、話は別だ。

 その点、アマは国際大会に慣れており、審判も含めて、対戦相手の全容をよく把握していた。

 具体例を挙げれば、初戦のキューバ戦で星野監督が審判に猛抗議したシーン。国際大会に慣れている者には、考えられない行動だった。審判団は試合後に反省ミーティングを開く。「日本はいったいなんなんだ!!」となったのは必至で、ストライクゾーンなど日本へのジャッジが最後まで辛めだったことは、決して偶然ではないだろう。

 捕手のキャッチングひとつ取ってもそう。ゾーンぎりぎりの捕球時、プロの捕手たちは微妙に手首を内側に返してゾーン修正していたが、何気ないこの行為も、国際大会では審判の技能をばかにしたことになり、10人目の敵を作ることになる。

 キューバ戦敗戦の翌朝、私は日本から田淵に電話して「星野に恥をかかせるな」と猛ハッパをかけたが、ベンチワークは最後まで改善されなかった。(松永怜一)
from sanspo.com

3位決定戦に敗れた後、しきりに「ストライクゾーン」の話が出ています。星野監督も帰国後の記者会見で、「何を言っても言い訳になる」としながらも「初戦で打者がストライクゾーンに不信感を感じていた。」と発言しています。これを見て、田淵さんは星野監督に松永さんの言葉を伝えなかったんだなあと思いました。島岡御大以外の言葉はなかなか心に響かないのでしょうか・・・。

こうなってのも、やはり「金メダル獲得!」が心に大きくのしかかっていたのでしょうね。韓国戦後のメディアとのインタビューでも、

――勝ったからといって、韓国の野球が日本の野球よりも良いということにはなっていないと思う。韓国では、星野監督が予選の韓国戦のことを何度も口にしていることに反発する選手もいました。韓国は日本よりも弱いチームなのだから、もう少しリラックスして試合をしてはどうですか(韓国メディア)

星野監督 言っている意味がよく分からない。ルール通りにやらないことはあってはならないことで、それに反発することはおかしいし、韓国はあなたが思っているほど弱くはない。今日の結果を見ても、予選を見ても、非常にいいチームであるし、強いチームです。

――調子の良くない岩瀬を、どうして大事な場面で起用したのですか?(韓国メディア)

星野監督 岩瀬を使い続けたのはわたしの判断で、わたしのやり方。結果的には韓国にとってよかったのでは。

とまるでけんか腰。ここで韓国メディアが言っているとおり、監督がもっとリラックスできたら。日本国内でのいつもの通り、余裕を持った笑みで審判と接することが出来れば。なんて思ってしまうのです。日本ではあれだけ対人関係に長けている星野監督が、今回我を見失ってしまっていた。こんなところにも五輪の怖さがあるのでしょう。

もう一つはまるでと言っていいほど機動力を使っていなかったこと。これはストライクゾーンとは何ら関係がありません。西岡が出塁して、何も動かないまま荒木が一球目を凡打する度に天を仰ぎました。これではスモールベースボールどころか、野球盤野球です。あれだけ機動力のある選手を揃えたのだから、盗塁、エンドラン、バスター、セーフティーバントなどいろいろ出せたのに・・・。やはり守備走塁コーチは本当は島野さんだったんだろうなあ。高校野球を見た直後だけに、余計に策の無さが気になって仕方ありませんでした。
これが「巧緻を極めた日本野球」と言えるのでしょうか?この野球だったらもっと長打力のある選手を揃えた方が筋が通っていたのでは?

次期WBCの監督がそろそろ取りざたされる時期ですが、今度は短期決戦での戦術・戦略のうまい監督の下での試合を見てみたいなあと思うのです。誰が適任でしょうか?

でも野球は本当に語ることの多いスポーツですね。とにもかくにも星野ジャパンの関係者の皆さんには「お疲れ様でした。」と言いたいです。GG佐藤、岩瀬、川上はめげることなく、これからのシーズンに自分の力をぶつけていってほしいです。

では、また。

夏の甲子園と田村君

あまりにも濃密だった、今年の夏の塾高野球部。
最初はそこまで入り込んで応援していなかったかもしれない自分ですら、こうして大会が終わってしまうと虚脱感に見舞われてしまうほどです。
なので、何から書き出せばいいかわからない・・・、と思っていたところひょんとしたことから掲示板にここのブログのアドレスが出ていて(今までもこっそり出てはいたのですが)、このブログとしては何ともすごい数の来訪者がいらっしゃることにcoldsweats02

なんでも田村君の写真が掲載されているとのことでの紹介でしたが、当頁には1枚だけ・・・。これでは詐欺だと思われても仕方がないので、急遽松商学園戦での他の写真もアップすることにしましたので、どうぞ許してくださいcoldsweats01

Tamura2

Tamura3

Tamura4


これで多少は許してもらえるでしょうか・・・。


さて、それはさておき、今年の夏は本当に楽しませてもらえました。

まず思い出すのは、神宮でいつも通り六大学観戦をしていたら隣の人と話すことになって、その際に「今度入った田村って投手は本当にいいよ。彼なら僕たちを甲子園に連れて行ってくれそうな気がする。」って言っていたこと。その人に是非もう一度会って「仰るとおりに連れて行ってもらえましたね!!」と話したいです。何という素晴らしい眼力でしょう!!

また去年の夏の神奈川大会の対桐蔭戦の時に隣に座っていた人が中学時代に山﨑くんと一緒に野球をやっていたとのことで、山梨から来た高校生。しきりと「彼はやまざきではなくやまさきです。」と言っていました。2年生ながらに3番を打っていましたが、その彼がどんなに頼りになる存在だったかを彼は教えてくれていたので、新チームの主将が山﨑くんになったと聞いて、やっぱり彼はとても人望があるんだなあと思いました。

そんなエピソードをもらいながら今年のチームへの応援が始まりました。今年のチームの特徴は、課題を的確に把握する能力と、それにきっちり対応してくる姿勢だと思います。少なくとも甲子園のチームは春先のチームとは別人のようでした。ケースバッティング、バント、守備のフォーメーション、つなぐ意識など、こちらが「今年のチームの弱点はこれかな?」と思う点をどんどん修正してくるのには心底たまげました。

誰かの取材の文章で塾高に対する印象として「ここのチームは本当に大人だ。一人一人話すことがとてもしっかりしている。」と書いてありました。自分というものを言葉でちゃんと表現できるという素晴らしい能力を彼らは持っていたし、それを上田監督はじめ首脳陣はうまく引き出していたんでしょうね。

最後の試合が浦添商業戦でしたが負けて悔いなしのゲームでした。特に、この記事には鳥肌が立ちました。

 試合後の取材で訪れたのは慶応の最後の打者となった二番福富選手。彼は北神奈川大会決勝の東海大相模戦で決勝タイムリー放った勝負強い打者なんですが、昨日の試合では9回2死二塁で、キャッチャーフライを打ち上げてしまいました。その打ち取った球を、浦添商の伊波投手が捕手のサインに首を振ってから投げています。あの動作に福富選手はなにかを感じて、それが勝負のアヤになったのではないかと思ったのです。

「それまでの試合では伊波君は首を振ってから投げるとカットボールを投げるケースが多かったんです。それでカットボールを待っていたら来たのはストレートでした」

 ではあの「首振り」はなんだったのか。伊波投手の説明です。

「首振りは、ただ『首を振れ』という山城捕手のサイン。最初からストレートを投げると決まっていました」

 相手が自分たちの配球を分析していることを見越して、ダミーで首を振って見せたのです。しかもそこで投じたのがあの試合最速の146キロのストレート。伊波選手のカットボールは130キロ台後半ですから、その差およそ10キロ。差し込まれてキャッチャーフライが上がってしまうのも無理ありません。

 なんという頭脳的なプレーでしょうか。

 さらに「ヒーローズ」取材班の同僚記者が、試合後の慶応・只野投手のとても素晴らしいコメントを取ってきてくれました。

 只野投手がこれからのことを聞かれたときのことです。負けた選手はたいてい「帰ってゆっくり休んでから考えます」と答えることが多いのですが、只野投手の答えは

「まず浦添商を応援したい」

 その理由について。

「僕が(守備で)一塁カバーに入ったとき、ランナーと接触すると(浦添商の)一塁コーチが『大丈夫ですか』って言ってくれたんです。優しい人間性ですね。(単に自分たちに勝ったからではなく)浦添商だから、応援したい」

from asahi.com 「甲子園便り」

なんというお互いの人間性の発露でしょう!
土壇場でしっかりデータを頭に入れ行動した福富くん、冷静に判断し投手にただ首を振らせた浦添商の捕手の山城くん、真剣勝負の中で相手の心配する心を持った浦添商の1塁コーチ、その気持ちに応える只野くん。なんともあっぱれなことです。


今年の夏と言えば対東海大相模戦と対浦添商業戦。どちらも大変な好勝負でした。
ただ、先ほどと少々矛盾しますが、チームとしての気持ちに多少の違いを感じたのも事実です。
東海大相模戦の時は46年ぶりの扉を開けるんだ!という気持ちでチーム一丸となっていたと思います。何しろ負けられない!という気持ちがとても強かった。
それに対してすでに甲子園で3勝していたチームは、3勝目あたりから違うコメントも出てきていました。「明日の10時には我々は新幹線で帰っていますから」とか「勝利至上主義でやってはいませんから」とか。
もちろん一生懸命自分たちの力を出し切ろうとして、実際出し切り、浦添商と死闘を繰り広げました。
ただ、「何が何でも勝ってやるんだ!」みたいな強いものが多少薄れていたようにも思えます。自分たちのポジション、すなわち全国ベスト4-2-優勝!みたいなものにちょっと馴染めず、心の持ち方に戸惑っていた、そんな風に思えたのです。
もしかしたら逆転した直後の8回、田村君が治療したとき、本当は只野くんを投げさせ、田村君を1塁にすべきだったのかもしれません。しかし今年のチームの形・集大成はこれだ!というものを前面に出し、散っていったようにも見えたのです。自分たちの良き死に場所を探していたかのように。


これはちょっと批判を呼ぶ意見かもしれませんね。でもそんな風に感じてしまう部分もあったのです。

今年の夏の経験は、塾高野球部にとってかけがえのないものになるでしょう。そのためにも今年のチームが強くなっていった過程そのものである「課題を的確に把握し、対処する」という姿勢を、この対浦添商戦にも当てはめてほしいなと思います。

さて、嬉しいことに甲子園が終わって、間を置くことなく秋の六大学が始まります。きっと伊場君とか刺激を受けた人たちも多いことでしょう。いきなり山場がやってくる日程ですが、塾高に負けずに塾野球部も是非頑張ってください。それにしてもこんなに思い入れを込めて応援できるチーム、母校を持って、心の底から自分は幸せだなあと思います。本当にありがたいことです。

では、また。

第90回全国高等学校野球選手権記念大会 1回戦 対松商学園戦 観戦記

行ってきました、甲子園!

あの北神奈川大会決勝戦の激闘を勝ち抜いた塾高のメンバーたちは、甲子園で見てもとても逞しかったです。

松商学園も速くしっかりとしたボールを投げるエースとミートポイントがしっかりしている打者のさすが甲子園の常連校といった感じでしたが、試合展開は着実に塾高が点を重ねていくものだっただけに、スタンドも心地よい緊張感の中にも割とどっしりとした感じで見ることが出来たように思えます。

で、スタンドから撮影した塾高の誇るONコンビ(やっと只野くんの背番号が3の意味がわかりました。いくら一桁とは言え、なぜ3だろうかと思っていたので)の写真をどうぞ。

Tamura
田村くんの力感あふれるピッチングフォームですね!

Tadano
しっかりとボールをコントロールしようとする意志が感じられるフィニッシュですね。
そういえば只野くんの連続投球フォーム写真が雑誌に掲載されていました。元中日の与田さんが解説していました。

さて、ほとんどが後から報道で知ったことですが、

1)選抜後はとにかく低く力強い打球を打つ練習をしてきた。凡フライを上げてしまったら、グラウンド1周の罰走をしたりしていたようです。

2)ベースボールマトリクスなるものを作り、30項目程度の数字を相手のみならず、自分たちのチームに対しても作り、それぞれの傾向と対策を立てていたそうです。そうするためにも控えの選手たちが、様々なスカウティングレポートを出していたようです。ひょっとしてこれは慶應式スコアブック以来の快挙ではないでしょうか!

3)ピンチの時にはマウンドに集まり、マインドコントロール、つまり冷静さと集中力を出す作業をやっていました。

つまり塾高野球部はきちっとしたPDCAサイクルを行っていたわけですね!どうりで落ち着いた試合運びをずっとしてきているわけです。

5回が終わり、6-2でリードしていたときに思っていたことがあります。それは、せっかくここまできっちりとした野球をやってきたわけだから、雑な野球はしてほしくないと。勝ったと思って何か雑なプレーをしてしまったチームは、野球の神様はちゃんと見ているので、次の試合で痛い目に遭うことが多いので。

でも塾高野球部はしっかりとした野球を最後まで貫いていましたね。9回のライトのダイビングは何とも言えませんが、攻めている姿勢の表れだと思えば致し方ないのでしょう。あれだけ誠実に野球に取り組んでいれば、次の試合でもちゃんと自分たちの力を出せることでしょう。

敢えて問題点を出すとすれば
1)昨日はダブルプレーによる三人で終わらせた攻撃が1回のみで、後は三者凡退を取ることが出来なかった。テンポを良くするためにも、集中力のメリハリをつけていきたい。
2)5回以降は得点できなかった。軟投型の投手に間が取りづらかったのでしょうか?こういうときこそ、今までの練習通りのことを着実に出来るように。低く強い球を!
3)初球ストライクの確率が余り良くなかった。カウントはとっとと2ストライクまで取れば、自ずと勝負はしやすくなるので、初球は集中です!

せっかく46年の壁を破ったので、ここは勢いに乗って92年の壁も突破していきましょう!

-小話-
今まで甲子園での観戦成績は0勝2敗。周りからおまえが行くから負けるのでは?と言われる始末。これを打破すべく沈思黙考した挙げ句、一つの答えが導き出された。

それは

「寄付金を払っていないからだ!」

確かに甲子園出場の度に、寄付金のお知らせが来ていた。が、忙しいのにかまけて(できればwebバンキングを使いたいので今後は銀行振り込みの口座も開設してほしいっす)前回の2回は払っていなかった。

なので、今回はきっちりと払ってみた。

その結果、勝利shine

やはり、これだけ楽しませていただいているわけだし、寄付はしっかりしないといけないですね。

これから勝ち進むに従って野球部も大変だし、志のある方は是非寄付を!

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